領収書100万円の印紙代はいくら?高額領収書の収入印紙ガイド

100万円の領収書に必要な印紙代
100万円の領収書に貼る収入印紙は200円です。印紙税額一覧表の「5万円以上100万円以下」の区分に該当するためです。100万円ちょうどは「100万円以下」に含まれるので、200円の印紙で問題ありません。
一方、100万円を1円でも超えると「100万円超200万円以下」の区分に移り、印紙代は400円に上がります。100万円と100万1円でたった1円の差ですが、印紙代は2倍になる境界線です。
| 領収書の記載金額 | 印紙税額 |
|---|---|
| 100万円ちょうど | 200円(100万円以下) |
| 100万1円〜200万円 | 400円(100万円超200万円以下) |
消費税額が区分記載されていれば、税抜金額で判定できます。たとえば税込110万円でも「うち消費税10万円」と明記すれば、税抜100万円で判定されるため印紙代は200円です。
高額領収書の印紙代一覧(100万円〜10億円超)
100万円を超える高額領収書の印紙税額を一覧にまとめました。金額が大きくなるほど印紙代も最大20万円まで段階的に上がります。
| 領収書の記載金額 | 印紙税額 |
|---|---|
| 100万円超 200万円以下 | 400円 |
| 200万円超 300万円以下 | 600円 |
| 300万円超 500万円以下 | 1,000円 |
| 500万円超 1,000万円以下 | 2,000円 |
| 1,000万円超 2,000万円以下 | 4,000円 |
| 2,000万円超 3,000万円以下 | 6,000円 |
| 3,000万円超 5,000万円以下 | 1万円 |
| 5,000万円超 1億円以下 | 2万円 |
| 1億円超 2億円以下 | 4万円 |
| 2億円超 3億円以下 | 6万円 |
| 3億円超 5億円以下 | 10万円 |
| 5億円超 10億円以下 | 15万円 |
| 10億円超 | 20万円 |
この表は売上代金の受取書(第17号の1文書)の税額です。借入金・保証金・保険金・損害賠償金など売上代金以外の受取書(第17号の2文書)は、金額にかかわらず一律200円です。
たとえば5,000万円の不動産売買の領収書なら「3,000万円超5,000万円以下」で印紙代は1万円。1億円の取引なら「5,000万円超1億円以下」で2万円です。印紙の貼り忘れや金額不足があると、本来の印紙税額の3倍(自主的に申し出た場合は1.1倍)の過怠税が課されます(印紙税法第20条)。高額領収書では必ず一覧表で確認してください。
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高額領収書で印紙を節約する方法
高額取引では印紙代も無視できない金額になります。法令の範囲内で印紙代を抑える方法は主に3つあります。
消費税の区分記載で税抜判定にする
領収書に消費税額を明記すると、税抜金額で印紙税の課否を判定できます(国税庁通達「消費税法施行に伴う印紙税の取扱いについて」)。たとえば税込330万円の領収書は、そのままなら「300万円超500万円以下」で印紙代1,000円。しかし「うち消費税30万円」と記載すれば税抜300万円で判定されるため「200万円超300万円以下」の600円で済みます。
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電子領収書(PDF・メール)を活用する
印紙税は「紙の文書の作成」に対して課税されます。PDFやメールで送付する電子領収書は、金額にかかわらず印紙税が非課税です。1億円の取引でもPDF領収書なら印紙代0円。高額取引こそ電子化のメリットが大きくなります。
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領収書の分割発行は認められるか
1回の取引で複数枚の領収書に分割して発行すれば、それぞれの記載金額は小さくなります。ただし、印紙税を逃れるためだけに分割した場合は、税務調査で否認されるリスクがあります。実際に代金を分割して受け取っている場合(工事の出来高払いなど)は、分割ごとに領収書を発行しても問題ありません。合理的な理由のない分割は避けてください。
高額印紙ほど消印を忘れずに
収入印紙を貼っても、消印(割印)をしなければ印紙税を納付したことにならず、過怠税の対象になります。高額な印紙ほど貼り忘れや消印漏れのリスクが大きいため、発行時に必ず確認してください。
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高額領収書が発行される場面
日常の事業では100万円超の領収書を発行する機会は多くありませんが、以下の業種では頻繁に高額領収書を扱います。
不動産取引
土地・建物の売買代金や仲介手数料の受領など。数百万円〜数億円の領収書が日常的に発行されます。なお、敷金・保証金の領収書は「売上代金以外」の受取書(第17号の2文書)に該当するため、金額にかかわらず一律200円です。不動産業では印紙代だけで年間数十万円になることもあり、電子化による節約効果が大きい業種です。
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建設工事
工事請負代金の受領書は数百万〜数千万円規模。出来高払い(工事の進捗に応じた分割払い)の場合、各回の支払いごとに領収書を発行します。分割払いなら1回あたりの記載金額が小さくなるため、結果的に印紙代の合計も低くなるケースがあります。
大型設備・車両の売買
産業機械、医療機器、車両の売買代金も高額領収書の発行場面です。法人間取引では銀行振込が多いものの、現金決済や手形決済の場合には紙の領収書が発行され、印紙税が必要になります。
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コラム著者・編集者
TEMPLEX編集チーム
TEMPLEX編集チームは、ビジネス文書の作成・管理に精通した実務経験者と技術ライターで構成されています。送付状・請求書・見積書をはじめとする各種ビジネス書類のフォーマットや書き方のノウハウを、わかりやすく丁寧にお届けします。「Office不要で誰でもすぐ使える」をコンセプトに、忙しいビジネスパーソンの書類作成をサポートします。








