内定承諾の返答期限を延長したい|メール・電話の例文と伝え方

返答期限までに決め切れず、少し待ってほしい人へ
内定はもらえた。でも本命の選考結果がまだ出ていない、家族と相談したい、条件をもう一度確かめたい――そんな事情で、内定承諾書の返答期限までに結論を出せそうにないことがあります。期限を黙って過ぎるのは避けたいけれど、どう切り出せばいいか分からず手が止まっている人は多いはずです。
結論として、返答期限の延長を申し出ること自体はまったく失礼ではありません。むしろ期限を破って連絡が途絶えるより、事情を伝えて待ってもらうほうが誠実に受け取られます。このページでは、そのまま使える延長依頼のメール文例と電話のトークスクリプトを用意し、いつ・どう伝えれば角が立たないかを具体的にまとめます。
このページは「待ってほしい」と頼む文面そのものに絞っています。延長を申し出ると内定を取り消されないか、という不安については関連記事で扱います。

内定承諾の延長を頼むと内定取り消し?|リスクと取り消しの実際
内定承諾書の提出延長を申し出ると内定取り消しになるのか不安な人へ。延長依頼そのものは正当な取り消し理由にならない理由を、内定取消しの法的有効性(解約権留保付労働契約・客観的合理性・社会通念上相当)の判例から解説します。
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どのくらい延ばしてもらえるか(目安は1週間)
まず現実的な相場を押さえておきましょう。内定承諾書の返答期限はもともと1週間〜1か月程度で設定されることが多く、そのうえで延長を頼む場合、プラス1週間ほどが頼みやすい目安です。「あと数日」では本命の結果が間に合わないことが多く、逆に1か月延ばしてほしいと言うと相手の採用計画に影響するため通りにくくなります。
| 延ばしたい長さ | 通りやすさの目安 |
|---|---|
| 数日〜1週間 | 頼みやすい。理由を添えればまず受け入れられやすい |
| 2週間程度 | 本命の結果待ちなど明確な理由があれば相談の余地あり |
| 3週間〜1か月 | 通る企業もあるが、採用計画次第で断られやすい |
大切なのは、漠然と「もう少し待ってください」と言わず、「〇月〇日まで」と具体的な回答期日を自分から示すことです。期日が決まっていれば、担当者はいつまでに席が埋まるかの見通しが立ち、社内でも延長を通しやすくなります。自分の本命の結果が出る日を逆算し、そこに数日の余裕を足した日付を提示しましょう。
メールと電話、どちらで頼むか
延長の依頼はメールでも電話でも構いませんが、期限まで日数があるならメール、期限が目前なら電話が基本です。メールは相手の都合のよいときに読めて記録も残る一方、読まれるまでに時間がかかります。期限の直前で一刻を争うときは、確実に伝わる電話のほうが安全です。
- メールが向く場面:期限まで数日以上ある/勤務時間外で電話しづらい/文面で正確に伝えたい。送ったあと相手の返信を待てる余裕があるとき。
- 電話が向く場面:期限が今日・明日に迫っている/メールの返信を待つ時間がない。声で誠意を伝えたいとき。電話で口頭合意したら、後追いでメールも送ると確実。
どちらの場合も、延長が必要だと分かった時点でできるだけ早く連絡するのが最大のマナーです。期限ぎりぎりの相談ほど印象を損ねます。
転職エージェントや就職エージェント経由で内定をもらった場合は、企業に直接連絡せず、必ず担当エージェントに延長を相談するのが原則です。やりとりは仲介役のエージェントが企業と調整してくれます。応募者が企業へ直接連絡すると、エージェントとの規約や関係に支障が出るおそれがあるため、まず担当者に相談してください。
延長依頼メールの例文(コピペ可)
メールで頼むときの基本構成は、件名で用件を明示 → 内定のお礼 → 延長したい理由 → 具体的な回答期日の提示 → 結びのお詫びと依頼です。理由は正直に書いて構いませんが、「迷っている」より「慎重に検討したい」という前向きな言い回しにすると印象がやわらぎます。〇〇の部分を自分の状況に書き換えて使ってください。
回答期日は「〇月〇日(〇)」と曜日まで添えるのがビジネスメールの基本です。曜日の書き忘れや、日付と曜日のずれは印象を落とすので、送る前にカレンダーで日付と曜日が合っているかを必ず確認してください。
本命の選考が残っていることをはっきり書きたい場合は、理由の段落を次のように差し替えると、事情が伝わりやすくなります。
他社の選考を理由にすること自体は失礼ではありません。黙って期限を延ばすより、事情を率直に伝えて待ってもらうほうが誠実に受け止められます。ただし「御社が第二志望です」といった順位までは書かないのが無難です。
延長したい事情が他社選考以外のときは、理由の段落を次のように差し替えてください。家族との相談や労働条件の確認も、延長の理由として十分通用します。
延長依頼の電話トークスクリプト
期限が迫っているときは電話が確実です。緊張して言葉に詰まらないよう、名乗り → 担当者への取り次ぎ → 用件 → 回答期日の提示 → お礼の流れを声に出して練習しておきましょう。担当者が不在なら、戻り時間を聞いてかけ直すのが基本です。下のスクリプトをそのまま読み上げる形で使えます。
その場で即答されず「一度社内で検討して折り返します」と保留されることもあります。あわてず「お手数をおかけして申し訳ありません。よろしくお願いいたします」と伝え、相手からの連絡を待ちましょう。延長の可否は担当者がその場で決められないこともあるため、保留は珍しいことではありません。
電話で延長の了承を得たら、その日のうちにお礼と合意内容を一言メールで送っておくと、言った言わないを防げて安心です。「先ほどはお電話にてご対応いただきありがとうございました。〇月〇日までにご返答いたします」と一文添えれば十分です。
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印象を悪くしないための注意点
頼み方しだいで印象は大きく変わります。延長は通っても感じが悪くならないよう、次の点だけは避けてください。
- 回答期日をぼかす:「もう少しだけ」「できれば長めに」では相手が見通しを立てられない。必ず〇月〇日と日付で示す。
- 期限を過ぎてから連絡する:延長は期限内に申し出るのが大前提。過ぎてからでは「延長のお願い」ではなく「謝罪」になり、印象が下がる。
- 提示した期日をさらに延ばす:一度約束した日付の再延長は信頼を損なう。最初から余裕を持った日付を提示しておく。
- 理由を言わずに延長だけ求める:事情が分からないと相手も社内で通しにくい。詳細まで話す必要はないが、「慎重に検討したい」など一言の理由は添える。
なお、延長は必ず認められるとは限りません。採用計画上どうしても待てない企業もあります。断られた場合は無理に粘らず、提示された期限の中で結論を出すか、その時点で承諾・辞退を判断することになります。延長を申し出ただけで内定が取り消されるのが原則ではありませんが、その不安については関連記事で詳しく扱っています。
内定承諾書の送付状をTEMPLEXで作成
延長してもらった期日までに結論が出たら、内定承諾書を会社へ提出します。郵送で返すなら、書類だけを封筒に入れず送付状(添え状)を一枚添えるのが社会人としての基本です。内定承諾書そのものは会社が用意した様式に署名・押印して返すことが大半ですが、添える送付状は自分で用意するものなので、ここで手が止まる人は少なくありません。
TEMPLEX には内定者向けの内定承諾書の送付状テンプレートがあります。宛先・差出人・件名・本文を入力するだけで、御礼と入社への意欲を添えた挨拶文が入った送付状を、登録不要・無料でPDFにできます。
会社所定の様式が渡されなかった・紛失したなど、内定承諾書そのものを自分で用意する必要があるときは、内定承諾書テンプレートも同じく登録不要・無料で使えます。
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コラム著者・編集者
TEMPLEX編集チーム
TEMPLEX編集チームは、ビジネス文書の作成・管理に精通した実務経験者と技術ライターで構成されています。送付状・請求書・見積書をはじめとする各種ビジネス書類のフォーマットや書き方のノウハウを、わかりやすく丁寧にお届けします。「Office不要で誰でもすぐ使える」をコンセプトに、忙しいビジネスパーソンの書類作成をサポートします。








