内定承諾書の郵送方法|普通郵便でいい?簡易書留・書留・速達の選び方

普通郵便でいい?まず結論
企業から「○○で送ってください」と指定があれば、その方法に従うのが大前提です。指定がない場合、内定承諾書は普通郵便でも提出できます。法律やマナーで書留が義務づけられているわけではありません。それでも、提出期限がある大切な書類なので、「ちゃんと届いたか」を自分で確認できる送り方を選んでおくと安心です。
迷ったときの基準はシンプルです。届いたかどうかを確認したいなら簡易書留、提出期限が迫っているなら速達。両方の不安があるなら「簡易書留+速達」を併用できます。この記事では、それぞれの料金・追跡・補償を日本郵便の公式情報で比較し、状況別の選び方を示します。
封筒の宛名や「行→御中」の直し方、添え状の書き方は別記事にまとめています。ここでは送付手段(どの郵便で出すか)に絞って解説します。
スポンサーリンク
普通郵便・簡易書留・一般書留・速達の比較表
内定承諾書の送付で候補になる4つの方法を、追加料金・追跡・補償で比べると次のとおりです。料金はいずれも封筒の基本料金に「加算」される額です(基本料金は後述)。
| 送り方 | 追加料金 | 追跡 | 補償(上限) | ポスト投函 |
|---|---|---|---|---|
| 普通郵便 | なし | なし | なし | できる |
| 簡易書留 | +350円 | あり | 5万円 | できない(窓口) |
| 一般書留 | +480円 | あり | 10万円〜(上限500万円) | できない(窓口) |
| 速達 | +300円〜 | なし | なし | できる |
速達の加算料金は重さで変わり、250gまで+300円・1kgまで+400円です。内定承諾書と添え状を入れた封筒なら、通常は250g以内に収まります。なお速達は「追跡」と「届いた確認」の機能ではなく、あくまで配達を速くするオプションである点に注意してください(追跡を付けたい場合は書留や特定記録と組み合わせます)。
上の表の料金は、日本郵便「国内の料金表(オプションサービス)」(2024年10月改定)に基づきます。最新額は必ず公式ページで確認してください。
簡易書留が無難な理由(届いた確認+低コスト)
指定がないときに最もすすめやすいのが簡易書留です。加算料金は+350円と書留の中では安く、引受(差し出し)と配達完了が記録されるため、追跡番号で「相手に届いたか」を自分で確認できます。提出期限のある書類で「ポストに入れたけど本当に届いたのか不安」という状態を避けられるのが最大のメリットです。
万一の紛失・破損には5万円までの実損補償が付きます。内定承諾書そのものに金銭的価値はありませんが、配達の記録が残ること自体が「確かに送った」証拠になります。さらに簡易書留は手渡しで配達され、受領印(またはサイン)が必要なので、普通郵便より誤配・誤投函のリスクが下がります。
- 差し出しは郵便局の窓口(ポスト投函はできない)
- 差し出し時に受領証(追跡番号つき)を受け取る
- 番号で「お届け先にお届け済み」まで追跡できる
- 配達は対面で、受領印かサインが必要
一方で、企業から「普通郵便で」と指定があるなら、あえて書留にしないほうがよい場合もあります。大企業など多くの応募書類を受け取る部署では、書留は対面受け取り・押印が必要なぶん、人事の受領対応に手間がかかることがあるためです。それでも届いた記録は残したいというときは、追跡だけ付いて受領印なし・ポスト投函で届く特定記録(後述)で送ると、相手の負担を増やさずに済むスマートな配慮になります。
簡易書留はポストに投函できません。郵便局の窓口に持参して差し出す必要があるため、窓口の営業時間に余裕をもって行きましょう(ゆうゆう窓口なら夜間・休日も対応する局があります)。
一般書留・特定記録はどんなとき?
一般書留は加算+480円で、引受から配達までの全経路が記録され、補償も基本10万円まで(5万円ごとに+23円、上限500万円)と手厚いのが特徴です(料金は日本郵便のオプションサービス料金表を参照)。ただし内定承諾書のように金銭的価値のない書類では、ここまでの補償は過剰です。届いた確認が目的なら、より安い簡易書留で十分まかなえます。
コストを抑えつつ追跡だけ付けたいなら特定記録(+210円)という選択肢もあります。特定記録は差し出しと配達完了が記録され追跡番号も付きますが、配達は受箱への投函で受領印はなく、紛失時の補償もありません。「最低限の追跡で十分・費用は抑えたい」という場合の中間策として使えます。
| 送り方 | 追加料金 | 受領印 | 補償 |
|---|---|---|---|
| 特定記録 | +210円 | なし(受箱投函) | なし |
| 簡易書留 | +350円 | あり | 5万円まで |
| 一般書留 | +480円 | あり | 10万円〜500万円 |
窓口に行く時間がなく、折らずに追跡付きで送りたいなら、レターパックライト(全国一律430円・A4が折らず入る)をコンビニ等で買ってポスト投函するのも手です。追跡番号が付き、郵便受けに配達されるので受領印は不要です。なお対面で手渡し・受領印が必要なレターパックプラス(600円)は別料金で、より確実に相手の手元へ届けたいとき向けです(料金は日本郵便「レターパック」)。
速達は必要?期限が迫っているときの判断
速達は「補償」や「追跡」ではなく、配達を速くするためのオプションです。提出期限まで日数があるなら、わざわざ速達にする必要はありません。普通郵便や簡易書留でも、数日あれば通常は問題なく届きます。
速達を検討すべきなのは、提出期限が目前に迫っていて、通常配達では間に合わない恐れがある場合です。「期限に遅れそう」という一点に絞って判断すれば十分で、入社意欲のアピールのために必須というものではありません。期限内に確実に着けることを最優先にしましょう。
「期限が迫っている」かつ「届いたかも確認したい」なら、簡易書留に速達を付けて差し出すことができます(加算料金は両方を合算)。窓口で「簡易書留で、速達も付けてください」と伝えればOKです。
速達はポスト投函もできますが、その場合は封筒に赤い線(縦長封筒は表面の右上部、横長封筒は右側部)を引く必要があります(日本郵便「速達」)。線の引き忘れが不安なら、窓口で「速達で」と手渡すのが最も確実です。
スポンサーリンク
封筒サイズ別の基本料金(合計いくら?)
書留や速達の加算料金は、封筒の基本料金に上乗せされます。実際にいくら払うかは、封筒のサイズと重さで決まる基本料金に、選んだオプションの加算額を足した金額です。
| 封筒の例 | 区分 | 基本料金 |
|---|---|---|
| 長形3号(A4三つ折り)50gまで | 定形 | 110円 |
| 角形2号(A4そのまま)50gまで | 定形外(規格内) | 140円 |
| 角形2号(A4そのまま)100gまで | 定形外(規格内) | 180円 |
たとえば内定承諾書をA4のまま角形2号(50g以内)に入れて簡易書留で送るなら、基本料金140円+簡易書留350円=490円が目安です。基本料金は日本郵便「国内の料金表(手紙・はがき)」で確認できます。重さがあいまいなときは、窓口で量ってもらえば不足の心配がありません。
書留は窓口でしか差し出せないため、切手は貼らずに窓口で料金をまとめて支払うのが簡単です。重さの計測も支払いも窓口で完結するので、料金不足で戻ってくる事故を防げます。
状況別・おすすめの送り方
ここまでの比較を、よくある状況に当てはめて整理します。企業からの指定が最優先で、指定がない場合に下の基準で選んでください。
| あなたの状況 | おすすめ |
|---|---|
| 届いたか確認して安心したい | 簡易書留 |
| 提出期限が迫っている | 速達 |
| 期限が近く、届いた確認もしたい | 簡易書留+速達 |
| 費用を抑えつつ追跡だけほしい | 特定記録 |
| 期限に余裕があり指定もない | 普通郵便でも可 |
結局のところ、内定承諾書の送付で外せないのは「期限内に確実に届く」ことと「届いたか確認できる」ことの2点です。この2つを満たす最もバランスのよい選択が簡易書留であり、期限が厳しいときに速達を足す、と覚えておけば迷いません。
スポンサーリンク
コラム著者・編集者
TEMPLEX編集チーム
TEMPLEX編集チームは、ビジネス文書の作成・管理に精通した実務経験者と技術ライターで構成されています。送付状・請求書・見積書をはじめとする各種ビジネス書類のフォーマットや書き方のノウハウを、わかりやすく丁寧にお届けします。「Office不要で誰でもすぐ使える」をコンセプトに、忙しいビジネスパーソンの書類作成をサポートします。










