職場・会社から香典をいただいた時のお礼の言葉と挨拶|復帰時の例文集

職場・会社から香典をいただいた時の基本対応
忌引き休暇明けの挨拶で迷っている方や、社長・上司・同僚から香典をいただいて何と言葉を返せばよいか分からない方に向けて、復帰初日にそのまま使える挨拶の型を例文つきでまとめました。
職場での香典・弔電・供花への対応は、職場文化に関わらず必ずやるべきことと、職場の慣習がある場合に行うものに分けて考えると整理しやすくなります。「朝礼で全体に挨拶する」「部署一同にメールを送る」「菓子折りを配る」といった動作は職場の慣習がある場合の振る舞いであって、すべての職場で必須というわけではありません。香典袋の表書きや、弔電・供花の差出名義によってお返しの要否が変わるため、まずは差出名義を確認してから対応を決めます。
最低限やるべきこと(職場文化に関わらず必須)
- 直属の上司に復帰の報告と、香典・参列・お心遣いへのお礼を口頭で伝える
- 休暇中に業務をカバーしてくれた同僚へ、個別にひと言お礼を伝える
- 個人名でいただいた香典には、忌明けに半額〜3分の1程度の香典返しを贈る
職場の慣習に応じて判断するもの
- 朝礼での全体挨拶 — 朝礼の文化がある職場で、復帰初日に簡潔にひと言
- 菓子折りの配布 — 部署一同・有志一同で香典をいただいた場合や、菓子折りを配る慣習がある職場であれば
- 社長への個別挨拶 — 社長から個人名で高額の香典をいただいた場合や、参列いただいた場合
- 別フロア・遠方の方へのメール — 直接会えない関係者がいる場合の第一報として(部署全員に送る必要はない)
弔電は基本的にお礼状か口頭のお礼で返し、品物でのお返しは不要です。供花・供物を個人名でいただいた場合は、いただいた金額の半額〜3分の1程度の品物を後日お返しします。会社・部署一同からの供花は菓子折りで対応するのが一般的です。
忌引き休暇の日数は会社の就業規則によって異なります。労働基準法に忌引きの定めはなく、特別休暇として各社が規程しているものです。復帰時期は人事・総務に確認のうえ決めましょう。
香典袋の表書きで対応が変わる(会社名/部署一同/個人名)
香典をいただいたら、まず香典袋の表書きを確認します。「会社名のみ」「部署一同・有志一同」「個人名」の3パターンで、香典返しの要否と挨拶の伝え方が変わります。
| 表書き | 性格 | 香典返し | お礼の伝え方 |
|---|---|---|---|
| ○○株式会社 | 福利厚生(慶弔見舞金) | 原則不要 | 総務・人事へ口頭でお礼 |
| ○○部一同/有志一同 | 部署メンバーからの心遣い | 全員で分けられる菓子折り | 復帰初日に菓子折り+ひと言 |
| ○○部長/個人名 | 個人としてのお気持ち | 半返し〜3分の1の品を後日 | 個別にお礼+後日香典返し |
| 社名+社長個人名 | 判断が分かれる | 総務に確認 | 総務確認後、個別にお礼 |
会社名義の香典は福利厚生として処理されることが多い
「○○株式会社」のように法人名だけが書かれた香典は、社内の慶弔規程に基づく慶弔見舞金として支給されているケースが大半です。会社の経費から出ているため、個人として香典返しを贈る必要はありません。判断に迷う場合は総務部や人事部に確認しましょう。
部署一同・有志一同は菓子折りでお返し
「営業部一同」「有志一同」など連名でいただいた場合は、いただいた総額の半額〜3分の1程度を目安に、皆で分けられる個包装の菓子折りでまとめてお返しします。一人ひとりに個別の香典返しは不要です。
個人名の香典には改めて香典返しを
上司や同僚が個人名で包んでくださった香典は、個人的なお気持ちとして受け取ります。忌明け(四十九日)を目安に、いただいた金額の半額〜3分の1程度の品物と挨拶状をお送りします。
香典袋に「○○株式会社 代表取締役 △△△△」と社名と社長名が併記されている場合は判断が分かれます。社長個人の気持ちで包まれている場合もあるため、必ず総務に出所を確認してから対応を決めましょう。
復帰初日の朝礼挨拶|部署全体に向けた一言
朝礼で全体にひと言挨拶する文化がある職場では、復帰初日に簡潔にご挨拶します。1分以内にまとめるのが目安で、「香典・参列のお礼」「休暇でかけた迷惑へのお詫び」「業務復帰のご挨拶」の3点を順に伝えます。朝礼の慣習がない職場では、無理にやる必要はありません。
朝礼挨拶では「重ね重ね」「たびたび」「次々」「再三」など不幸が重なる印象の重ね言葉は使いません。「ご冥福」は仏教用語なので、相手の宗派が分からない場での使用は避けるのが無難です。
上司への個別挨拶
個人名で香典をいただいた上司には、朝礼とは別に個別でご挨拶に伺います。タイミングは始業前か午前中の早い時間が望ましく、座って話を遮らないよう短くまとめます。
個人名で香典をいただいた場合は、忌明けに改めて香典返しを贈ります。口頭でのお礼だけで済ませず、後日の香典返しまでセットで考えるのがマナーです。
業務をカバーしてくれた同僚への個別のお礼
休暇中に業務を引き継いでくれた同僚や、特にお世話になった人には、個別に直接ひと言お礼を伝えるのが基本です。これは職場の文化に関わらず必須の対応で、影響のあった一人ひとりに声をかけます。菓子折りを配る慣習があれば、渡しながらお礼を添えるとよいでしょう。堅すぎない柔らかい言い回しで構いません。
社長への個別挨拶(高額の香典をいただいた場合)
社長から個人名で香典をいただいた場合や、参列いただいた場合は、復帰初日に時間をいただいて個別にご挨拶に伺います。秘書や役員アシスタントを通じて訪問のアポイントを取り、5分以内で簡潔に伝えます。
社長個人からの香典は会社名義の慶弔見舞金とは別物として扱います。総務に出所を確認したうえで、個人としていただいたものであれば、忌明けに半返しの品をご自宅または個人宛にお送りします。
菓子折りに添えるメッセージカード
部署一同・有志一同で香典をいただき菓子折りでお返しする場合や、職場の慣習で復帰時に菓子折りを配る場合は、簡単なメッセージカードを添えると気持ちが伝わります。長文ではなく、ひと言で十分です。すべての職場で必要な動作ではないため、配る習慣がなければ無理にやる必要はありません。
カードでは「重ねて」「再び」など不幸を連想させる重ね言葉、「四」「九」などの忌み数の使用を避けます。「ますますのご活躍」など慶事の定型句も弔事のお礼カードでは不向きです。
メールでの挨拶(直接会えない人向けの第一報)
別フロア・別拠点の同僚や、特にお世話になった他部署の方など、直接会ってお礼を伝えにくい相手にだけ、メールで第一報を送ります。部署一同にメールを送る必要はありません。直接会える同僚には、出社後に口頭でひと言お礼を伝えれば十分です。
メールはあくまで直接会えない相手への第一報です。直接お会いできるなら、出社後に口頭でお礼を伝えるのが基本で、メールでフォローする必要はありません。
個人名の香典には香典返しを送る
個人名でいただいた香典には、忌明け(四十九日)を目処に、いただいた金額の半額〜3分の1程度の品物と挨拶状を添えてお返しします。社外の方と同じ流儀で構いません。職場の方へは、自宅郵送ではなく出社時に手渡しでも問題ありません。
出社時に手渡しで届ける場合のひと言
上司や同僚に職場で直接お渡しする場合は、始業前や昼休みなど相手の業務を妨げない時間帯を選び、短くお礼の言葉を添えて手渡します。「本来であればお宅までお伺いすべきところ、社内で恐れ入ります」と一言添えると、丁寧さが伝わります。
挨拶状の本文では伝統的に句読点を打たない慣例があります。また「重ね重ね」「またまた」「次々」「死亡」「生存中」など重ね言葉・忌み言葉は使いません。「永眠」「逝去」「ご生前」などに置き換えます。
個人名の香典返しは挨拶状をPDFで用意できます
個人名でいただいた上司や社長への香典返しには、改まった挨拶状を添えるのが礼儀です。TEMPLEXの香典返し挨拶状テンプレートを使えば、必要事項を入力するだけで縦書きの挨拶状をPDFで作成できます。印刷してそのまま品物に添えられるので、忌明けの慌ただしい時期にも安心してご利用いただけます。
テンプレートはこちら:香典お礼状・香典返し挨拶状テンプレート
コラム著者・編集者
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