休職をメールで伝える例文|上司・人事への一報と書類提出までのフロー

本記事を読む前に
本記事は会社・関係者への連絡メールの書き方を解説するものです。症状・診断・治療については医師にご相談ください。会社により「対面で相談が必須」「メール不可」など運用が異なるため、最終的には自社の慣習に従ってください。
メールで休職を伝える3つの原則
休職の意思は本来、対面または電話で直接伝えるのが望ましいですが、体調不良で出社困難・上司が不在・テレワーク中心の職場など、メールで伝えざるを得ないケースもあります。次の3原則を守ると、相手に誤解なく伝わります。
- 結論を先に書く ─ 「休職を願い出たい」を冒頭で明示。背景説明から始めない
- 簡潔に保つ ─ A4半ページ程度。詳細は別途診断書・面談で補う
- 次の行動を示す ─ 「いつ書類を提出するか」「いつ電話できるか」を明記
メールは記録に残ります。後の人事手続きや傷病手当金申請で「いつ申し出たか」の証跡として機能するため、感情的な表現は避け、事実ベースで簡潔に書くのが安全です。
メール送信から書類提出までの流れ
- 体調不良・休職検討の旨を直属の上司にメールで一報(本日の業務連絡+相談希望)
- 上司から返信(電話・面談の打診、人事への連絡指示など)
- 医療機関を受診し、診断書を取得
- 診断結果と休職希望をメールで上司・人事に共有
- 会社から休職届の書式・提出方法・必要書類の指示を受ける
- 休職届・診断書を作成し、メール添付(PDF)または郵送・手渡しで提出
- 休職開始日までに、業務引き継ぎと取引先への挨拶メールを送信
- 休職開始後は、決められた頻度で定期連絡メールを送る
例文1|上司への第一報(体調不良で相談したい)
体調不良で休職を検討している段階。まずは「相談したい」という温度感で送ります。詳細は伏せ、面談機会を求めるのがポイントです。
心療内科の予約が取れない、診断書の発行が間に合わないといった事情がある場合でも、まずはこの第一報メールを送るのが先決です。診断書や休職届は「後日(追って)提出」で柔軟に対応してもらえる会社が多く、書類が揃うのを待ってから連絡するよりも、早めに状況を共有した方が会社側も体制を整えやすくなります。
例文2|診断後、休職を正式に願い出るメール
診断書を取得した後、上司に正式に休職を申し出ます。休職期間と書類提出のタイミングを明示します。
病名(うつ・適応障害など)を本文に書くかどうかは、上司との関係性と社内文化によります。書きたくない場合は「医師の診断により療養が必要」程度にとどめ、診断書の記載に委ねれば十分です。
例文3|人事部への手続き相談メール
人事への質問は箇条書きでまとめると、相手も回答しやすくなります。多くの場合、会社や健保組合から休職時に必要書類・流れの個別案内が届きますが、傷病手当金・社会保険料・住民税など金銭面の項目を事前に確認しておくと、後の手続き漏れを防げます。
例文4|社内向けの休職挨拶メール
最終出社日前後に、所属部署の同僚・関係者に向けて休職の挨拶を送ります。理由は簡潔に、引き継ぎ先と復職時期の見込みを明記します。
例文5|取引先への引き継ぎ挨拶メール
取引先への連絡では「休職」の理由(病気・介護など)には触れず、「私事で」「一定期間」程度にとどめるのがマナーです。(もしくは「休職」自体に触れずに単に後任と交代とする方が良いケースもあるかもしれません。)後任の連絡先と申し送り完了の旨を必ず明示しましょう。
例文6|休職中の定期連絡メール
会社によっては、休職中も月1回など定期的に状況を報告するルールがあります。簡潔に、療養状況と次の連絡予定を伝えます。
例文7|休職延長のお願いメール
延長は就業規則の上限期間内で行います。申出期限(10日前〜1か月前など)は会社規程により幅があるため、まず自社規程を確認してください。診断書の発行に2〜4週間かかることもあるため、満了が見えた時点で早めに人事へ相談するのが安全です。書類名も「休職延長願」「休職期間延長届」「休職延長申請書」など会社により異なるので、所定様式の有無も併せて確認しましょう。詳しくは別記事「期間の書き方」を参照してください。
休職届・休職願
休職届・休職願の期間の書き方|2週間・1ヶ月・3ヶ月・延長と上限の決まり方
休職メールでやってはいけないこと
- 件名が曖昧(「ご相談」「お願い」だけ) ─ 上司は1日数十通受信。「休職」が件名にあるだけで優先度が伝わる
- 感情的な表現(「もう限界」「会社が悪い」) ─ 後で人事に共有された時に問題化
- 理由を細かく書きすぎ ─ メールは記録に残るためプライバシーリスク。簡潔に
- 返信を急かす ─ 「今日中にお返事ください」など。緊急性は別途電話で伝える
- 宛先漏れ・cc漏れ ─ 上司・人事・チーム共有のいずれか欠けると後の手続きで遅延
- 添付ファイルの取り違え ─ 個人情報を誤送信しないよう、診断書の添付は宛先を確認して送る
メール送信前に下書きを保存しておくと、後で復職挨拶や延長依頼でテンプレとして再利用できます。「休職関連」というラベルやフォルダで自分のメールも整理しておくと、復職後の手続きが楽になります。
コラム著者・編集者
TEMPLEX編集チーム
TEMPLEX編集チームは、ビジネス文書の作成・管理に精通した実務経験者と技術ライターで構成されています。送付状・請求書・見積書をはじめとする各種ビジネス書類のフォーマットや書き方のノウハウを、わかりやすく丁寧にお届けします。「Office不要で誰でもすぐ使える」をコンセプトに、忙しいビジネスパーソンの書類作成をサポートします。








