休職届・休職願の手書きの書き方|縦書き・便箋・ペンの選び方と記入例

手書きで作成すべきケース
近年は休職届・休職願もWord/PDF(横書き)で作成・提出する会社が増えていますが、次のようなケースでは手書きが求められることがあります。提出先の会社・上司の慣習を確認してから判断しましょう。
- 就業規則やマニュアルで「手書きで提出」と明記されている
- 上司・人事から「正式書類は手書きで」と求められた
- 歴史のある会社・伝統的な業界(士業事務所・老舗企業など)
- 改まった意思表示として、より丁寧さを示したい場合
- 電子書類の準備が間に合わず、急ぎ提出が必要な場合
手書きと印刷で受理の可否が変わる会社は実は少数派です。社内ルールで「Word書式の電子提出可」と決まっている場合は、TEMPLEXのフォーム入力で作成したPDFをそのまま使えます。
便箋の選び方|サイズ・色・罫線
退職届と同じく、休職届・休職願も白色の改まった便箋を使うのが一般的です。職場で使い慣れた事務用便箋でも問題ありませんが、迷ったら次の組み合わせが無難です。
| 項目 | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| サイズ | B5(182×257mm)または A4(210×297mm) | どちらでも可。会社の保管書式に合わせる。携行性重視ならB5、書類フォーマット標準に合わせるならA4 |
| 色 | 白 | 改まった書類のマナー。色付き・キャラクター便箋は不可 |
| 罫線 | 無地または薄い縦罫 | 字を真っすぐ書きやすい縦罫がおすすめ。横罫線も可 |
| 素材 | 厚口の上質紙 | 薄すぎると裏写りする。事務便箋(コクヨ・マルマン等)で十分 |
便箋とセットで白の封筒を用意します。長形3号(A4三つ折り用)はフォーマル度の高い「二重封筒」が望ましいですが、長形4号(B5三つ折り用)は厚手の白無地で十分とする見解もあります。封筒の選び方は別記事「休職届・休職願の封筒」を参照してください。
休職届・休職願
休職届・休職願の封筒|白の二重封筒の選び方・書き方・入れ方と郵送マナー
ペンの選び方|ボールペン・万年筆・サインペン
- 黒の油性ボールペン ─ 最も無難。0.5mm〜0.7mmが書きやすい
- 黒のジェル(ゲル)インクボールペン ─ くっきり書けるためビジネスマナー系メディアで推奨される
- 黒の万年筆 ─ 改まった印象。インクが滲みやすいので注意
- 黒の水性ボールペン ─ 使用可能だが、雨や湿気で滲む可能性があるため郵送時は油性が無難
- サインペン(細字) ─ 細字(0.7mm相当)であれば許容する解説あり。太字は不向き
- マッキー・太字マーカー ─ 字が潰れやすく裏写りしやすいので不可
- フリクション(消せるボールペン) ─ 熱や経時で消える可能性があり、公的書類では使用不可
鉛筆・シャーペンは絶対に使用しません。改ざん可能性があるため、書類としての効力に疑義が生じます。
縦書きのレイアウト|記入順とバランス
縦書きの休職届は、便箋を縦に置き、右上から左下へ書き進めます。退職届の慣習に近いですが、休職届では期間・理由・連絡先などの条件を「記」「以上」で囲んで列挙する箇条書き様式が一般的(社労士事務所のテンプレートでも採用される休職届特有のスタイル)です。
- 1行目(中央):表題「休職届」または「休職願」を大きめに
- 2〜3行目:本文の冒頭に1行空け、行の下端に寄せて(下揃え)「私儀」(または「私事」)
- 4〜5行目:本文「下記の通り、休職いたしたく、お届け(お願い)申し上げます」
- 6行目(中央):「記」の文字
- 7行目以降:「一、休職期間…」「一、休職理由…」「一、連絡先…」を箇条書きで
- 末尾の行(行の中央):「以上」
- 「以上」の左の行(行の上端から):提出日(令和○年○月○日)
- その左の行(行の上端から):宛先(会社名・代表者名・様)
- さらに左の行(行の下端に寄せて/下揃え):所属部署・氏名(押印または署名)
縦書きでは、宛先(会社名・社長名)を左端の上端から書き、自分の所属・氏名は本文の左の行に下端を揃えて書きます(下揃え)。「印」または押印は氏名の下に配置します。

横書きのレイアウト|便箋・印刷両対応
横書きでもマナー違反にはなりません。会社の指定がない場合は、横書きの方が記入欄を作りやすく、添付書類とも揃えやすいので便利です。

書き間違えたらどうする?
- 原則:新しい便箋に書き直す ─ 修正液・修正テープ・二重線訂正は不可
- 間違えた便箋はその場で破棄せず、書き終わってから処分(書きかけが社外に流出するリスクを避ける)
- 1か所だけ書き直したい場合、最低限「二重線+訂正印」で対応する会社もあるが、改まった書類では非推奨
- 鉛筆で薄く下書き→ボールペンで清書→消しゴムで下書きを消す、という方法も可(インクが完全に乾いてから消す。消しゴムで消した跡が残らないか必ず確認すること)
便箋を多めに(5枚以上)用意してから書き始めるのが安心です。書き終わってから誤字を発見したら、迷わず書き直しましょう。
書き終わったあとの折り方
便箋は3つ折り(封筒に合わせて)にして封筒に入れます。退職届と同じマナーが適用されます。
- 便箋を表向き(書いた面を上)にして机に置く
- 下から3分の1を上に折り上げる
- 上から3分の1を下に折り下ろす(書き出しの「休職届」が一番上に来る向き)
- 封筒の表(宛名側)に対して、書き出しが裏面右上に来るように入れる
封筒の選び方・宛名の書き方・郵送のマナーは別記事に詳しくまとめています。郵送ではなく手渡しが基本ですが、出社が難しい場合は郵送も可能です。
休職届・休職願
休職届・休職願の封筒|白の二重封筒の選び方・書き方・入れ方と郵送マナー
提出前のチェックリスト
- 黒のボールペンまたは万年筆で書かれているか(フリクション・鉛筆・色付きペンでないか)
- 便箋は白で罫線・サイズが適切か
- 表題「休職届」「休職願」が社内呼称と一致しているか
- 宛先は社長名(または規程上の宛先)になっているか
- 提出日は実際に提出する日付か
- 休職期間が「令和○年○月○日から令和○年○月○日まで」と明記されているか
- 理由が簡潔・客観的に書かれているか
- 連絡先が休職中も連絡可能なものか
- 添付書類(診断書など)が揃っているか
- 誤字脱字・行間バランスを最終確認したか
コラム著者・編集者
TEMPLEX編集チーム
TEMPLEX編集チームは、ビジネス文書の作成・管理に精通した実務経験者と技術ライターで構成されています。送付状・請求書・見積書をはじめとする各種ビジネス書類のフォーマットや書き方のノウハウを、わかりやすく丁寧にお届けします。「Office不要で誰でもすぐ使える」をコンセプトに、忙しいビジネスパーソンの書類作成をサポートします。








