シャチハタの電子印鑑|電子版はある?シャチハタ風の認印を無料で作る方法

シャチハタの電子版はある?まず結論
「シャチハタの電子版が欲しい」という場合、答えは目的で分かれます。結論は2つです。
- シャチハタ社の電子印鑑サービスは実在する。Shachihata Cloud(旧・パソコン決裁Cloud)という法人向けの電子決裁サービスで、紙のハンコを電子化してPDFやWord・Excelに押せます。ワークフローや電子署名まで含む有料サービスです。
- “シャチハタ風”の丸い電子認印なら無料で自作できる。会社名や名字を入れるだけで朱色の丸い印影(認印タイプ)が作れる無料ツールがあり、社内文書など認印レベルの用途ならこれで十分なことが多いです。
つまり、会社で承認フローごと電子化したいなら有料の純正サービス、書類に丸い印影を1つ載せたいだけなら無料の自作、という住み分けです。以下でそれぞれ見ていきます。
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シャチハタ社の電子印鑑サービス「Shachihata Cloud」とは
シヤチハタ株式会社が提供する電子印鑑・決裁サービスが Shachihata Cloud です。25年以上の実績がある「パソコン決裁」シリーズが前身で、「パソコン決裁Cloud」から名称変更したのが現在の Shachihata Cloudにあたります。物理のハンコ屋さんが作っているだけあり、お使いの印鑑を忠実に再現した電子印鑑を発行できるのが特徴です。
できることを整理すると、おおよそ次のとおりです。
- 印鑑の種類:氏名印・日付印・部署名入り日付印に加え、角印などの共通印(会社印)も作成できます。
- 押せるファイル:PDF・Word・Excel に対応。複数ファイルへの一括捺印もできます。
- 承認の仕組み:単に印影を貼るだけでなく、回覧・決裁のワークフローや捺印履歴(日時・ユーザー)の記録など、社内承認を回す機能を備えます。
料金は1ユーザーあたり月額110円(税込)程度からのユーザー課金で(印鑑1本ごとではなく、利用する人数で数えます)、プランや追加機能で変わります。詳しくは公式の料金ページに記載があります。15日間の無料トライアルが用意されていますが、角印などの共通印はトライアル期間中は申し込めず、正式利用後に申請から約10営業日で作成という流れです(最新の条件は公式でご確認ください)。
Shachihata Cloud は、お使いの印鑑を忠実に再現した電子印鑑を利用できるサービスで、PDF・Word・Excel への押印に対応します。氏名印・日付印・部署名入り日付印・共通印(角印など)を作成でき、捺印履歴も記録されます。
どんな会社向き? Shachihata Cloud は主に企業・組織単位で導入する電子印鑑・ワークフローのシステムで、個人が単発で印影画像を1枚作ってダウンロードするためのサービスではありません。部署をまたいで回覧・押印する稟議や、取引先と書類をやり取りする運用を丸ごと電子化したい法人に向きます。逆に、個人が無料で印影画像を作りたいだけなら自作ツールが向く、という住み分けです。具体的な手順は次に紹介します。
無料でシャチハタ風(丸い認印)を作る手順
物理のシャチハタは「朱色の丸い認印」が定番の見た目です。同じイメージの印影なら、TEMPLEX の電子印鑑作成ツールで登録不要・無料で作れます。インストール不要・ブラウザだけで完結するので、専用アプリのダウンロードは要りません。文字を入力して生成するタイプなので、実物のハンコがなくても大丈夫です。
- 電子印鑑作成ツールを開き、上部のタブで「個人」を選ぶ。シャチハタと同じ認印タイプの丸い印影が作れます。
- 名字(例:田中)を入力する。会社名や氏名で作りたい場合も同じ要領で文字を入れます。
- 色を朱色にする(朱・青・黒+カスタムから選べます)。シャチハタ風にするなら朱色が自然です。
- 「印影のリアルさ」をONにすると、朱肉のかすれや濃淡が再現され、ゴム印で押したような風合いになります。フォントも選べます。
- 「PNG保存(透過)」でダウンロード。背景が透明なので、書類の上に重ねても四角い白枠が出ません。作った印影はブラウザに保存され、次回もすぐ使えます。
TEMPLEX の各書類テンプレートで使うなら、「テンプレートで使用」を押すと押印込みでそのままPDF化できます。なお電子印鑑作成ツールは「印影の透過PNGを作る」ツールなので、手元にある外部のPDFへ直接押して保存する操作はここでは行いません。すでにPDF化された見積書・申込書などに直接押したいときは、PDFへの押印ツールを使うと、アップロードして印影を好きな位置に置きそのままダウンロードできます。

WEB認印の作り方|ブラウザで認印を無料作成・フリー素材との違い
WEB認印はブラウザだけで無料で作れます。名字を入力して朱色の丸印を生成しPNG保存する手順、「無料の認印フリー素材」を使うときの重複リスクと注意点、社内文書など認印レベルでの使いどころと限界をまとめました。
記事を読むそもそも物理のシャチハタが「重要書類NG」とされる理由
シャチハタ(浸透印)が契約書などで断られがちなのは、印面がゴムやスポンジ状で、押し方によって印影が変形しやすいためです。さらに機械で大量生産されるため同じ字体・同じ漢字なら同型の印影が多数存在し、本人を特定する印として弱いとされます。
実際、実印の印鑑登録ではゴム印など印形が変形しやすい印鑑は登録できないとする自治体が大半です。長年同じ印影が求められる用途に、変形・劣化しうる素材は向かない、という理由づけです。
登録できない印鑑の例として「印形が変形しやすい印鑑(ゴム印など)」が挙げられる。登録印は長年使用され、契約時には登録時と同じ印影が求められるため、変形しやすい素材は不可とされる。
裏を返せば、認印レベルの日常的な書類なら問題なく使えるのがシャチハタです。「どの書類で断られるのか」を具体的に知りたい場合は、用途別の記事にまとめています。

領収書にシャチハタはNG?|認印との違いと実務の判断基準
領収書にシャチハタ(浸透印)を押してよいか解説。認印との違い、法的効力、取引先に拒否されるケース、シャチハタで問題ないケース、収入印紙の消印での使用可否まで実務の判断基準をまとめました。
記事を読む
誓約書の印鑑はどれを使う?シャチハタNGの理由・実印が要る場面・押す位置
誓約書の印鑑は朱肉を使う認印が基本で、シャチハタは避けます。押印なしでも自筆の署名があれば足りる法的根拠(民訴法228条4項)、実印と印鑑証明書が望ましい場面、ハンコを押す位置、訂正印・捨印・割印・契印の違い、拇印の効力まで解説します。
記事を読む電子の認印は書類に使ってよい?
自作した電子の丸印は、社内文書や認印レベルで足りる書類なら使って問題ないことがほとんどです。見積書・請求書・社内の確認印など、ハンコが「確認しました」の意思表示として機能する場面が当てはまります。
一方で、実印(印鑑登録した印)や印鑑証明書の提出が求められる契約では、画像の印影で代えることはできません。不動産取引や連帯保証など、当事者を厳格に特定する場面が該当します。電子の印影に法的な裏づけが必要な場合は電子署名を検討することになります。
迷ったら相手に確認 提出先が「電子印鑑でよいか」「原本(紙+実印)が必要か」を指定していることが多いので、まずは相手の指定に合わせるのが確実です。

電子印鑑に法的効力はある?|印影画像・電子印鑑・電子署名の違いと証拠力
電子印鑑に法的効力はあるのかを法的根拠から解説。そもそも押印は必須でなく書類自体は有効ですが、もしものときの「証拠力」は別問題です。印影画像・電子印鑑サービス・電子署名の3段階の証拠力、電子署名法3条・民訴法228条4項、印紙税や電子帳簿保存法との関係、社内用と重要契約の使い分けまで整理します。
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コラム著者・編集者
TEMPLEX編集チーム
TEMPLEX編集チームは、ビジネス文書の作成・管理に精通した実務経験者と技術ライターで構成されています。送付状・請求書・見積書をはじめとする各種ビジネス書類のフォーマットや書き方のノウハウを、わかりやすく丁寧にお届けします。「Office不要で誰でもすぐ使える」をコンセプトに、忙しいビジネスパーソンの書類作成をサポートします。








