請求書の金額間違いのお詫びメール例文|訂正・再発行の伝え方

請求書の金額間違いのお詫びメール例文|訂正・再発行の伝え方

請求書の間違いを謝るメールの件名と構成

誤った請求書を送ってしまったときのお詫びメールは、「謝罪 → 誤りの内容(誤・正) → 訂正版の送付 → 再発防止」の順でまとめます。相手がまず知りたいのは「どの請求書のどこが、いくらからいくらに変わるのか」と「正しい請求書がいつ届くのか」です。言い訳より先に、この2点を明確に伝えてください。

急いでいる場合は、あてはまる状況の例文に直接進んでください。

件名は【お詫び】+用件+請求書番号の形にします。「【お詫び】請求書(No.○○○)金額誤りのお詫びと訂正のご連絡」のように、どの請求書の話かを件名で特定できると、経理担当者が該当書類をすぐ照合できます。請求書番号がある場合は件名に入れておくのが親切です。

  1. 謝罪 — 冒頭で「請求書に誤りがございました。申し訳ございません」と率直に詫びる
  2. 誤りの内容 — 対象の請求書(発行日・番号)と、誤・正を金額で明記する
  3. 訂正版の送付 — 正しい請求書をいつ・どの方法で送るかを示す
  4. 旧請求書の扱い — 「お差し替え」「破棄」「ご返送」のいずれかを依頼する
  5. 再発防止 — 「チェック体制を見直します」など具体的な一言で締める

発覚したらできるだけ早く第一報を入れるのが鉄則です。正しい金額の算出や差し替え版の作成に時間がかかる場合でも、まずお詫びと「訂正版を○日までにお送りします」という連絡だけ先に送り、相手の支払い処理を止めてもらうことを優先しましょう。すでに支払期日が近い・過ぎている場合は、メールの前に電話を一本入れておくと確実です。

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金額の間違い(過大・過少)のお詫びメール例文

最も多いのが合計金額の誤りです。ここで押さえておきたいのは、過大に請求していた(多く請求した)か、過少だった(少なく請求した)かで、相手への配慮の重さが変わるという点です。多く請求していた場合は相手に金銭的な不利益を与えているため、より丁寧にお詫びします。少なく請求していた場合は、差額の追加をお願いする立場になるので、こちらの不手際である旨をはっきり添えます。

金額を多く請求していた場合(過大請求)

請求金額が過大だったお詫びメール(取引先宛)
件名:【お詫び】請求書(No.○○○)金額誤りのお詫びと訂正のご連絡 ○○株式会社 ○○部 ○○様 いつもお世話になっております。 株式会社△△の○○でございます。 ○月○日付でお送りした請求書(No.○○○)の請求金額に誤りがございました。 正しい金額より多くご請求しており、誠に申し訳ございません。 ・誤:○○○,○○○円 ・正:○○○,○○○円 ・差額:○○,○○○円(過大) 訂正した請求書を本メールに添付いたしましたので、お手数ですが先にお送りした請求書はご破棄のうえ、こちらにお差し替えくださいますようお願い申し上げます。 お支払いの手続きを進めていただいていた場合は、誠に恐縮ながら一旦お止めいただけますと幸いです。 チェック体制の不備によりご迷惑をおかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。 ────────────── 株式会社△△ ○○部 ○○ ○○ TEL:03-XXXX-XXXX Email:xxxxx@example.co.jp ──────────────

金額を少なく請求していた場合(過少請求)

請求金額が過少だったお詫び・追加請求メール(取引先宛)
件名:【お詫び】請求書(No.○○○)金額誤りのお詫びと再発行のご連絡 ○○株式会社 ○○部 ○○様 いつもお世話になっております。 株式会社△△の○○でございます。 ○月○日付でお送りした請求書(No.○○○)の請求金額に誤りがございました。 弊社の確認不足により、本来の金額より少なくご請求しておりました。 ・誤:○○○,○○○円 ・正:○○○,○○○円 ・差額:○○,○○○円(不足) 大変恐縮ではございますが、正しい金額に訂正した請求書を添付いたしましたので、こちらにお差し替えのうえ、お支払いをお願いできますでしょうか。 お支払い期日につきましては、ご都合に合わせて調整させていただきますので、ご希望をお聞かせいただけますと幸いです。 弊社の不手際でお手数をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。 ────────────── 株式会社△△ ○○部 ○○ ○○ TEL:03-XXXX-XXXX Email:xxxxx@example.co.jp ──────────────

少なく請求していた場合の追加請求は、相手に支払いをやり直してもらう負担が生じます。支払期日の再調整を相手に委ねる一言を添えると角が立ちにくくなります。ただし「ご都合に合わせて調整します」だけだと、こちらの経理処理がいつ確定するか宙に浮きます。当月末までに回収が必要なときは、「○月○日までにお振込みいただけますか」と具体的な期日を打診するほうが入金管理がしやすくなります。締め後で再請求が難しい場合は、次回の請求にまとめる選択肢を相手に提示するのも一つの方法です。

単価・消費税・品目の誤りのお詫びメール例文

合計金額そのものではなく、内訳に誤りがあるケースです。どこを直すと合計がどう変わるのかをセットで示すと、相手が訂正の影響を把握しやすくなります。単価・数量の誤りなら該当行を、消費税率の誤りなら税区分を、品目の誤りなら正しい品名を明記してください。

単価・数量の誤り

単価の誤りのお詫びメール(取引先宛)
件名:【お詫び】請求書(No.○○○)記載内容の誤りのお詫びと訂正 ○○株式会社 ○○部 ○○様 いつもお世話になっております。 株式会社△△の○○でございます。 ○月○日付でお送りした請求書(No.○○○)の記載内容に誤りがございました。 誠に申し訳ございません。 ・該当項目:○○○○ ・誤:単価 ○,○○○円 ・正:単価 ○,○○○円 ・これに伴う合計金額:(誤)○○○,○○○円 →(正)○○○,○○○円 訂正した請求書を本メールに添付いたしましたので、先にお送りした請求書はご破棄のうえ、お差し替えくださいますようお願い申し上げます。 確認不足によりご迷惑をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。 ────────────── 株式会社△△ ○○部 ○○ ○○ TEL:03-XXXX-XXXX Email:xxxxx@example.co.jp ──────────────

消費税・税率の誤り

消費税額・税率の誤りのお詫びメール(取引先宛)
件名:【お詫び】請求書(No.○○○)消費税額の誤りのお詫びと訂正 ○○株式会社 ○○部 ○○様 いつもお世話になっております。 株式会社△△の○○でございます。 ○月○日付でお送りした請求書(No.○○○)の消費税額に誤りがございました。 誠に申し訳ございません。 ・誤:税抜 ○○○,○○○円/消費税(10%)○○,○○○円/合計 ○○○,○○○円 ・正:税抜 ○○○,○○○円/消費税(10%)○○,○○○円/合計 ○○○,○○○円 税率の適用に誤りがあり、税込合計が変わっております。 訂正した請求書を添付いたしましたので、お差し替えをお願い申し上げます。 なお、適格請求書として記載事項を修正したものをお送りしておりますので、先にお送りしたものはご破棄ください。 ご迷惑をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。 ────────────── 株式会社△△ ○○部 ○○ ○○ TEL:03-XXXX-XXXX Email:xxxxx@example.co.jp ──────────────

品目・摘要の誤り

品目(品名)の誤りのお詫びメール(取引先宛)
件名:【お詫び】請求書(No.○○○)品目記載の誤りのお詫びと訂正 ○○株式会社 ○○部 ○○様 いつもお世話になっております。 株式会社△△の○○でございます。 ○月○日付でお送りした請求書(No.○○○)の品目の記載に誤りがございました。 誠に申し訳ございません。 ・誤:○○○○ ・正:○○○○ ・金額に変更:なし(記載のみの訂正です) 金額に変更はございませんが、正しい品目に訂正した請求書を添付いたしましたので、お差し替えくださいますようお願い申し上げます。 ご確認の手間をおかけいたしますこと、重ねてお詫び申し上げます。 ────────────── 株式会社△△ ○○部 ○○ ○○ TEL:03-XXXX-XXXX Email:xxxxx@example.co.jp ──────────────

宛名の間違い・二重請求のお詫びメール例文

金額は正しくても、宛名(会社名・部署名)の誤りや、同じ請求を二重に送ってしまった二重請求も訂正・お詫びが必要です。特に二重請求は、相手が両方とも支払ってしまうと過払いに直結するため、どちらが有効でどちらを破棄してほしいのかを最優先で伝えます。

宛名(会社名・部署名)の誤り

宛名の誤りのお詫びメール(取引先宛)
件名:【お詫び】請求書(No.○○○)宛名の誤りのお詫びと訂正 ○○株式会社 ○○部 ○○様 いつもお世話になっております。 株式会社△△の○○でございます。 ○月○日付でお送りした請求書(No.○○○)の宛名に誤りがございました。 誠に申し訳ございません。 ・誤:○○○○ 御中 ・正:○○○○ 御中 金額・内容に変更はございません。 宛名を訂正した請求書を添付いたしましたので、先にお送りしたものはご破棄のうえ、お差し替えくださいますようお願い申し上げます。 ご迷惑をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。 ────────────── 株式会社△△ ○○部 ○○ ○○ TEL:03-XXXX-XXXX Email:xxxxx@example.co.jp ──────────────

同じ請求書を二重に送ってしまった(二重請求)

二重請求のお詫びメール(取引先宛)
件名:【お詫び】請求書の重複送付のお詫びと取り扱いのお願い ○○株式会社 ○○部 ○○様 いつもお世話になっております。 株式会社△△の○○でございます。 ○月○日付の○○に関する請求書を、誤って二通お送りしてしまいました。 同一内容の請求を重複してお送りしましたこと、誠に申し訳ございません。 つきましては、下記の通りお取り扱いいただけますようお願い申し上げます。 ・有効な請求書:請求書番号 No.○○○ ・破棄をお願いする請求書:請求書番号 No.○○○ お支払いは有効な請求書一通分のみで結構でございます。 すでに二重でお支払い手続きを進められていた場合は、お手数ですがご一報ください。差額については速やかに返金または次回相殺にて対応させていただきます。 ご確認の手間をおかけいたしますこと、重ねてお詫び申し上げます。 ────────────── 株式会社△△ ○○部 ○○ ○○ TEL:03-XXXX-XXXX Email:xxxxx@example.co.jp ──────────────

すでに入金済みの場合(返金・次回相殺)のお詫びメール例文

多く請求した分を相手がすでに支払ってしまった場合は、訂正版の差し替えだけでは済みません。過払いになった差額を「返金」するか「次回の請求と相殺」するかを案内し、どちらにするかは相手に選んでもらうのが基本です。次回請求との相殺は、相手の合意を得たうえで請求書の備考欄に相殺の内訳を明記すると、後のトラブルを防げます。

返金・相殺のどちらかを選んでもらう場合

入金済みの過払い分のお詫び・返金/相殺の案内メール(取引先宛)
件名:【お詫び】請求書(No.○○○)金額誤りのお詫びと過入金分のご対応について ○○株式会社 ○○部 ○○様 いつもお世話になっております。 株式会社△△の○○でございます。 ○月○日付の請求書(No.○○○)に金額の誤りがあり、本来より多くご請求しておりました。 すでにお支払いをいただいた後でのご連絡となり、誠に申し訳ございません。 ・誤(ご入金額):○○○,○○○円 ・正:○○○,○○○円 ・過払い分:○○,○○○円 過払いとなりました○○,○○○円につきまして、下記いずれかの方法でご対応させていただきます。 (1)ご指定の口座へ返金 (2)次回(○月分)のご請求と相殺 ご都合のよい方法をお知らせいただけますでしょうか。 (1)をご希望の場合は、お手数ですが振込先口座をご教示ください。 弊社の確認不足でご迷惑とご負担をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。 ────────────── 株式会社△△ ○○部 ○○ ○○ TEL:03-XXXX-XXXX Email:xxxxx@example.co.jp ──────────────

次回請求との相殺で合意した場合(相殺後の確認)

次回請求と相殺する旨の確認メール(取引先宛)
件名:【ご確認】過入金分の相殺について(請求書 No.○○○) ○○株式会社 ○○部 ○○様 いつもお世話になっております。 株式会社△△の○○でございます。 先日ご連絡いたしました過入金分○○,○○○円につきまして、次回ご請求との相殺にてご対応いただけるとのこと、誠にありがとうございます。 つきましては、○月分の請求書を下記の通り発行いたしました。 ・○月分ご請求額:○○○,○○○円 ・過入金分の相殺:△○○,○○○円 ・差引お支払額:○○○,○○○円 請求書の備考欄にも相殺の内訳を記載しております。 添付の請求書をご確認のうえ、差引後の金額にてお支払いをお願い申し上げます。 このたびはご迷惑をおかけいたしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。 ────────────── 株式会社△△ ○○部 ○○ ○○ TEL:03-XXXX-XXXX Email:xxxxx@example.co.jp ──────────────

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差し替え依頼・旧請求書の破棄依頼の言い回し

誤った請求書を回収せずに放置すると、相手の手元に金額の異なる書類が二枚残ります。お詫びメールには必ず、旧請求書を「差し替える」「破棄する」「返送する」のいずれかを依頼する一文を入れてください。状況に応じて使い分けられるよう、言い回しを挙げておきます。

  • 差し替え(メール添付で訂正版を送るとき):「訂正した請求書を添付いたしましたので、お差し替えくださいますようお願い申し上げます」
  • 破棄(旧請求書を処分してほしいとき):「先にお送りした請求書はお手数ですがご破棄くださいますようお願い申し上げます」
  • 返送(原本を回収したいとき):「先にお送りした請求書は、同封の返信用封筒にて弊社までご返送いただけますと幸いです」
  • 支払い停止(処理が進んでいそうなとき):「お支払いの手続きを進めていただいていた場合は、誠に恐縮ながら一旦お止めいただけますと幸いです」

これらの例文はPDFをメールに添付して送る前提です。クラウドの請求書発行システムなど、取引先がWEB上でダウンロードする仕組みで再発行した場合は、「添付いたしました」の部分を「システム上で再発行いたしましたので、お手数ですが再度ダウンロードをお願いいたします」に書き換えてください。

訂正版は「請求書を直す」のではなく再発行(新しく作り直す)が原則です。元の請求書に二重線や訂正印で手を加えると、改ざんを疑われたり、控えとの整合が取れなくなったりします。再発行した請求書には「○月○日付請求書(No.○○○)の再発行」と一言添えておくと、相手がどの請求書の訂正版かを取り違えません。

訂正印で直すか再発行するかといった書類そのものの処理方法は、次の記事で詳しく解説しています。

請求書の訂正方法|訂正印・再発行どっち?お詫び文例つき
請求書

請求書の訂正方法|訂正印・再発行どっち?お詫び文例つき

請求書を間違えたときの正しい直し方を発行側向けに解説します。社外に渡した請求書は訂正印ではなく再発行が原則。金額・宛名・日付など項目別の対処、インボイス(適格請求書)の修正、お詫びメール・電話の文例まで、そのままコピーして使える形でまとめました。

記事を読む

インボイス(適格請求書)を間違えたときの注意点

発行したのが適格請求書(インボイス)の場合、記載事項に誤りがあったときは、売り手が修正した適格請求書を相手に交付しなければならないと消費税法57条の4で定められています。買い手が勝手に直すことはできないため、誤りに気づいた発行側から修正版を送るのが原則です。

国税庁のQ&Aによると、修正の方法は2通りあります。①誤りを直して記載事項のすべてを書き直したものを交付する/②当初のものとの関連性を示し、修正した箇所だけを明示したものを交付する、のいずれかです。実務では①の作り直し(再発行)が分かりやすく、お詫びメールの「お差し替えをお願いします」とも整合します。

もう一つ注意したいのが控えの保存です。修正した適格請求書を交付した場合、当初交付した請求書の写しと、修正した請求書の写しの両方を保存する必要があります(国税庁「消費税の仕入税額控除制度における適格請求書等保存方式に関するQ&A」問33)。誤った請求書だからと控えを捨てず、訂正前後をセットで残しておきましょう。

修正版の作り方そのものは再発行(作り直し)が無難で、お詫びメールの「お差し替えをお願いします」とも噛み合います。前の章でも触れた訂正・再発行の書類処理は、先ほどの記事に手順をまとめています。

正しい請求書をTEMPLEXで作成

お詫びメールを送ったら、次は訂正版(再発行)の請求書を用意します。TEMPLEX請求書テンプレートなら、フォームに正しい金額・単価・消費税を入力するだけで、登録不要・無料でPDFをダウンロードできます。備考欄に「○月○日付請求書の再発行」や相殺の内訳も書き添えられるので、差し替え版の作成に役立ててください。

TEMPLEXの請求書テンプレート
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