堅苦しくない親戚へのお中元・お歳暮お礼状 例文25選|手紙・はがき・LINEの書き方

親戚向けは「堅苦しくない」が正解な理由
叔父叔母やいとこ、祖父母、義理のご家族からお中元・お歳暮をいただいたとき、いざお礼を書こうとすると「拝啓・敬具」「貴殿におかれましては」のような定型文が手元にあって、かえって書きにくいと感じる方は多いのではないでしょうか。仕事相手なら違和感のない言い回しでも、親戚にそのまま使うと「他人行儀」「水くさい」と受け取られかねません。
親戚は普段の会話に近い距離感がある相手です。形式を完璧に守るより、贈り物を喜んでいる気持ちと家族の様子が伝わるかどうかが何より大切。ここでは、丁寧さは保ちつつ、やわらかく心が伝わる例文を、お中元・お歳暮それぞれ12本ずつ用意しました。
相手や送る手段(手紙・はがき・LINE・メール)に合わせて、コピーボタンからそのまま使えます。名前・品物・季節は適宜書き換えてご利用ください。
「もっときちんと書きたい」「便箋に拝啓〜敬具で整えたい」という方は、関連記事の『個人宛お礼状の書き方』に縦書き便箋向けのフォーマル例文がそろっています。ここでは『親戚にちょうどいいゆるさ』に絞って例文を集めています。
手紙・はがき・LINE/メール — 3つの使い分け
親戚相手のお礼は、相手の年齢・関係性・普段の連絡手段で送り方を選ぶのが自然です。一律に手紙でなくても失礼ではありません。むしろ普段LINEでやり取りしている相手に急に縦書き便箋が届くと、かえって距離を感じさせることもあります。
| 送る手段 | 向いている相手 | 雰囲気 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 手紙(便箋) | 祖父母・義両親・年配の叔父叔母 | 丁寧・改まった印象 | 横書きでも可。便箋1枚に収まる長さで十分 |
| はがき | 叔父叔母・遠方の親戚・近所の親族 | 適度な丁寧さ・略式 | 封書より気軽。年配の方にも違和感がない |
| LINE | いとこ・年の近い親戚・普段から連絡を取る相手 | 親しみやすい・即時 | 受け取った当日に送れるのが強み |
| メール | 義理の親戚・在宅勤務世代の親戚 | 丁寧さとカジュアルの中間 | 件名を入れると読みやすい |
| 電話+短文 | 高齢の祖父母・遠方で文字が苦手な相手 | 声で温かさが伝わる | 電話のあとに短いはがきを添えるとより丁寧 |
迷ったら「贈り物を送ってくれた相手が、普段どの手段で連絡してくる人か」を思い出すと選びやすくなります。義理のご家族など気を遣う相手には、手紙またはメールで少し丁寧めにしておくと安心です。
LINEで送る場合は、本文の最後にお気に入りのスタンプを一つ添えるとよりやわらかい雰囲気になります。メールの場合は、件名を「お中元(お歳暮)ありがとう」だけにせず、「お中元ありがとう(○○より)」のように自分の名前まで入れると、迷惑メールと間違われて見落とされる心配がなくなります。
やわらかい書き出し・結びの代替表現
硬い定型文を避けつつ、なれなれしくならないためのコツは「頭語と時候の挨拶を、ふだんの言葉に置き換える」ことです。よく使う言い換えをまとめました。
書き出しの言い換え
| 堅い表現(避けたい) | やわらかい言い換え |
|---|---|
| 拝啓 / 謹啓 | (省略してOK) / 「○○おばさんへ」など宛名から書き始める |
| 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます | お変わりなくお過ごしですか / 暑い日が続きますね |
| 貴殿におかれましては | ○○おじさん(おばさん) |
| 平素は格別のご厚情を賜り | いつも気にかけてくれてありがとうございます |
| この度は結構なお品をご恵贈賜り | 今日(先日)は素敵なお中元(お歳暮)をありがとうございました |
| ご恵贈賜り | 送ってくれて / 届けてくれて |
結びの言い換え
| 堅い表現 | やわらかい言い換え |
|---|---|
| 敬具 / 謹白 | (省略可) / 「またお会いできるのを楽しみにしています」など余韻のある一文で締める |
| 時節柄ご自愛のほどお祈り申し上げます | 暑さ厳しい折なので、体に気をつけて過ごしてください |
| まずは略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます | とり急ぎお礼まで / まずは一言お礼まで |
| 何卒よろしくお願い申し上げます | これからもよろしくお願いします |
頭語(拝啓など)は省いても失礼にはなりません。代わりに「○○おばさんへ」「○○おじさん、こんにちは」のように相手への呼びかけから始めると、自然なトーンに着地します。
お中元のお礼状 親戚向け 例文13選
お中元は7月初旬から中旬にかけて届くのが一般的です。届いた当日〜3日以内にひとことお礼を入れるのが理想で、夏の暑さを気遣う一文を添えると季節感が出ます。
お中元の時期は地域差があります。関西・北陸・東海・中国・四国・九州など西日本では7月中旬〜8月15日(旧盆)に届くことも多く、北海道は7月中旬〜8月中旬が中心です。8月に届いた場合も慌てる必要はなく、「残暑見舞い」を兼ねたお礼の言葉に切り替えると自然です。
お中元・お歳暮は本来、目上の方への日頃の感謝を伝える贈り物で、お返しは原則不要とされています。次の例文(10)は、親戚同士で毎年お互いに贈り合っている関係や、こちらからも品物を贈りたい場合の文面です。お礼状だけで十分という関係性なら、(1)〜(9)の例文をそのままお使いください。
親戚相手のお中元のお礼は、長く書きすぎないのがコツです。「ありがとう/具体的な感想/暑さを気遣う一言」の3点が入っていれば、はがきでもLINEでも十分に伝わります。
お歳暮のお礼状 親戚向け 例文12選
お歳暮は12月初旬から中旬にかけて届くことが多く、年内に間に合うようお礼を送るのが基本です。年末ならではの「よいお年を」「来年もよろしく」という一言を添えると、季節感のある締めくくりになります。
お歳暮もお中元と同じく、本来はお返し不要の贈り物です。次の例文(10)は、親戚同士で毎年贈り合っている関係や、こちらからも品物を返したい場合の文面です。気持ちのお礼だけで十分という関係性なら、(1)〜(9)の例文をそのままお使いください。
お歳暮のお礼が年内に間に合わなかった場合は、寒中見舞いとして1月8日〜2月4日(立春前日)の間に届くように送ります。文中で年末のお礼を伝えれば、失礼にはあたりません。
結びの一言バリエーション集
本文を書き終えたあと、最後の一言で印象が決まります。季節感や関係性に合わせて、自分の言葉に近いものを選んでみてください。
夏(お中元)向けの結び
- 暑さが厳しいので、体に気をつけて過ごしてくださいね。
- 夏バテしないよう、しっかり食べて元気にお過ごしください。
- お盆に会えるのを家族みんなで楽しみにしています。
- また涼しくなったら遊びに伺います。
- 猛暑が続きますので、無理せずゆっくり過ごしてください。
冬(お歳暮)向けの結び
- 寒さも厳しくなる時期です。風邪などひかれませんように。
- どうぞよいお年をお迎えください。
- お正月に会えるのを楽しみにしています。
- 年末はお忙しいかと思いますが、無理せずお過ごしください。
- 来る年も変わらずよろしくお願いします。
関係性別の結び
- 祖父母向け:「ふたりとも元気でいてくださいね。また顔を見せに行きます。」
- 叔父叔母向け:「いつも気にかけてくださって、本当にありがとうございます。」
- いとこ向け:「またゆっくり話せる日を楽しみにしているね。」
- 義両親向け:「お正月にお会いできるのを楽しみにしております。」
- 遠方の親戚向け:「なかなかお目にかかれませんが、お元気でいてくださいね。」
ありがちなNG表現と書き換え
親戚相手のお礼で多いつまずきは『硬すぎる』『砕けすぎる』のどちらかに振れてしまうことです。気になる表現を書き換え例とあわせて整理しました。
硬すぎて他人行儀になるパターン
| NG例 | 書き換え例 | 理由 |
|---|---|---|
| 貴殿におかれましては時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます | ○○おじさん、お変わりなくお過ごしですか | ビジネス文書の挨拶で親戚向きではない |
| この度は結構なお品をご恵贈賜り誠にありがとうございました | 今日は素敵なお歳暮を送ってくださり、ありがとうございました | 格式が高すぎて距離を感じさせる |
| 平素は格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます | いつも気にかけてくださって、本当にありがとうございます | 取引先向けの常套句 |
| 時節柄ご自愛のほどお祈り申し上げます | 暑さ厳しい時期ですので、体に気をつけて過ごしてください | 親戚には少し堅い |
砕けすぎて雑に見えるパターン
| NG例 | 書き換え例 | 理由 |
|---|---|---|
| ありがとう!めっちゃ美味しかった! | 本当にありがとうございました。家族みんなで美味しくいただきました。 | 句点で締めると落ち着いた口調になる |
| 気を使わなくていいのに〜 | いつもお気遣いいただいて、本当に恐縮しています | やわらかさは保ちつつ感謝を伝える |
| とりあえずお礼まで | まずは一言お礼まで | 『とりあえず』は丁寧さに欠ける |
| うちらいつも世話になりっぱなしだから | こちらこそいつもお世話になっており、本当に感謝しています | 親しい間柄でも書面では整える |
迷ったら声に出して読んでみると、不自然さに気づきやすくなります。普段の会話より少しだけ丁寧、を目安にすると親戚向けにちょうどよい温度感になります。
PDF即発行テンプレートで仕上げる
親戚向けにLINEやメールで送る場合は本文をそのままコピーすればOKですが、はがきや手紙で渡したい場合は、TEMPLEXの無料テンプレートが便利です。フォームに名前・本文を入れるだけで、印刷用PDFがその場で完成します。
- お中元お礼状(縦書き便箋)— 夏のお礼にそのまま使える定型を収録
- お歳暮お礼状(縦書き便箋)— 年末年始のご挨拶を兼ねた定型を収録
- 個人向け便箋テンプレ— 自由文を入れて自分だけの一通に仕上げ可能
テンプレートにはビジネス向けのフォーマル文も初期値として入っていますが、本記事のやわらかい例文をそのまま貼り付けて使うのが、親戚相手にはおすすめです。会員登録不要、ダウンロードもPDFですぐ印刷できます。
コラム著者・編集者
TEMPLEX編集チーム
TEMPLEX編集チームは、ビジネス文書の作成・管理に精通した実務経験者と技術ライターで構成されています。送付状・請求書・見積書をはじめとする各種ビジネス書類のフォーマットや書き方のノウハウを、わかりやすく丁寧にお届けします。「Office不要で誰でもすぐ使える」をコンセプトに、忙しいビジネスパーソンの書類作成をサポートします。








