催促メールの書き方と例文|社内・社外のやんわりした催促テンプレート

やんわりした催促の基本|クッション言葉と構成
催促メールで最も大切なのは、相手を責めるトーンにしないことです。ポイントは「クッション言葉 → 事実の確認 → 対応のお願い → 行き違いへのお詫び」の4ステップで組み立てること。この順番を守れば、催促でありながら柔らかい印象のメールになります。
よく使われるクッション言葉は以下のとおりです。場面に応じて使い分けてください。
- 「お忙しいところ恐れ入りますが」 — 最も汎用性が高い定番表現
- 「ご多忙のところ恐縮ですが」 — よりフォーマルな場面に
- 「念のための確認で恐縮ですが」 — 初回のやんわりした催促に
- 「行き違いでしたら申し訳ございませんが」 — 相手が既に対応済みの可能性に配慮
- 「催促のようで大変恐縮ですが」 — 2回目以降の催促に
件名は「【ご確認】○○の件」「○○についてのお伺い」のように、「催促」という言葉を直接使わないのがマナーです。「催促」「督促」と書くと相手を追い詰める印象になります。
社外向け催促メール例文|返信・納品・確認の催促
社外への催促メールは、社内よりも丁寧さを一段上げる必要があります。特に「行き違いでしたらご容赦ください」の一文は必須です。相手が既に対応していた場合に失礼にならないためのセーフティネットになります。
社内向け催促メール例文|上司・同僚への催促
社内の催促は社外ほど堅くなくて構いませんが、上司への催促は「確認のお願い」というスタンスが鉄則です。「まだですか?」のような直接的な表現は避け、「ご確認いただけましたでしょうか」と伺う形にしましょう。
社内メールでも「リマインド」という言葉は便利です。「催促」より柔らかく、件名に「(リマインド)」と付けるだけで催促の意図が伝わります。ただし上司宛てでは「ご確認のお願い」の方が丁寧です。
Slack・Teamsなどチャットで催促する場合は、メールより少しカジュアルなトーンで構いません。ただし、オープンチャンネルで名指しして「まだですか?」と書くのはNGです。DMやスレッド内でやんわりリマインドするか、チャットのリマインダー機能(Slackなら /remind)を活用しましょう。
段階別テンプレート|1回目→2回目→3回目の書き分け
催促メールは1回目はやんわり確認、2回目は具体的な影響を伝え、3回目は期限と対応を明示と、段階的にトーンを上げていくのが基本です。いきなり強い催促を送ると関係が悪化しますし、何度もやんわり送るだけでは進展しません。
件名も段階に応じて変化させましょう。2回目以降は件名に期限を明記すると、相手の受信トレイで優先度が伝わりやすくなります。
- 1回目:「○○の件について(ご確認)」
- 2回目:「【ご確認:○月○日〆切】○○の件」
- 3回目:「【至急・○月○日期限】○○の件」
1回目:やんわり確認(期限当日〜翌日)
1回目は「確認」のトーンで十分です。相手がうっかり忘れている、メールを見落としている可能性が高いため、「行き違いかもしれませんが」という前提で書きます。
2回目:具体的な影響を伝える(3〜5日後)
2回目は、対応が遅れた場合に自社や相手にどんな影響が出るのかを具体的に伝えます。「いつまでに」「何が必要か」を明確にすると、相手も優先度を判断しやすくなります。
3回目:期限を明示し対応を求める(さらに3〜5日後)
3回目は、対応が得られない場合の次のアクションを伝えます。ただし「法的措置」「契約解除」などの強い表現は最終手段であり、一般的なビジネスの催促では電話でのフォローや上長を含めた相談を検討する段階です。
3回メールを送っても返信がない場合は、電話で直接確認するのが確実です。メールが迷惑フォルダに入っている、担当者が異動しているなど、メール以外に原因があるケースも少なくありません。
対応後のフォローアップを忘れずに
催促して相手が対応してくれたら、すぐにお礼の一報を入れて気持ちよく完了させましょう。催促しっぱなしで終わると「急かすだけ急かして…」という印象を残しかねません。
催促メールを送るタイミングの目安
催促のタイミングは早すぎるとせっかちに見え、遅すぎると業務に支障が出ます。基本は期限の翌営業日、遅くとも2営業日以内が目安です。
| 場面 | 催促のタイミング |
|---|---|
| メールの返信催促 | 送信から2〜3営業日後(期限なしの場合) |
| 見積り・書類の返送催促 | 期限の翌営業日 |
| 入金催促 | 支払期日の翌営業日(経理部門と連携) |
| 納品催促 | 納期当日の夕方〜翌営業日 |
送信する時間帯は午前10時〜11時がベストです。朝イチ(9時台)は相手もメール処理に追われているため埋もれやすく、午後は「今日中に対応しよう」と思ってもらえる時間が短くなります。金曜の夕方や休日前の送信は、週明けまで放置されやすいので避けましょう。
催促メールのNG表現|使ってはいけない言い回し
やんわり催促したつもりでも、表現を間違えると相手を不快にさせます。以下の表現は避けてください。
| NG表現 | 理由 | 言い換え例 |
|---|---|---|
| まだでしょうか | 上から目線・責めるニュアンス | その後の状況はいかがでしょうか |
| 早急にお願いします | 命令口調に聞こえる | ○月○日までにいただけますと幸いです |
| 何度もお伝えしていますが | 相手を責めている | 重ねてのご連絡となり恐縮ですが |
| 至急ご対応ください | 一方的で高圧的 | お手すきの際にご確認いただけますと幸いです |
| お忘れではないかと思い | 忘れていると決めつけ | 念のための確認で恐縮ですが |
催促メールは「相手にミスがあった」前提ではなく、「こちらの確認不足かもしれない」というスタンスで書くのが鉄則です。実際に相手が対応済みだった場合でも、行き違いのお詫びを一文添えておけば関係を損ないません。
コラム著者・編集者
TEMPLEX編集チーム
TEMPLEX編集チームは、ビジネス文書の作成・管理に精通した実務経験者と技術ライターで構成されています。送付状・請求書・見積書をはじめとする各種ビジネス書類のフォーマットや書き方のノウハウを、わかりやすく丁寧にお届けします。「Office不要で誰でもすぐ使える」をコンセプトに、忙しいビジネスパーソンの書類作成をサポートします。








