催促メールの書き方と例文|社内・社外のやんわりした催促テンプレート

催促メールの書き方と例文|社内・社外のやんわりした催促テンプレート

やんわりした催促の基本|クッション言葉と構成

催促メールで最も大切なのは、相手を責めるトーンにしないことです。ポイントは「クッション言葉 → 事実の確認 → 対応のお願い → 行き違いへのお詫び」の4ステップで組み立てること。この順番を守れば、催促でありながら柔らかい印象のメールになります。

よく使われるクッション言葉は以下のとおりです。場面に応じて使い分けてください。

  • 「お忙しいところ恐れ入りますが」 — 最も汎用性が高い定番表現
  • 「ご多忙のところ恐縮ですが」 — よりフォーマルな場面に
  • 「念のための確認で恐縮ですが」 — 初回のやんわりした催促に
  • 「行き違いでしたら申し訳ございませんが」 — 相手が既に対応済みの可能性に配慮
  • 「催促のようで大変恐縮ですが」 — 2回目以降の催促に

件名は「【ご確認】○○の件」「○○についてのお伺い」のように、「催促」という言葉を直接使わないのがマナーです。「催促」「督促」と書くと相手を追い詰める印象になります。

社外向け催促メール例文|返信・納品・確認の催促

社外への催促メールは、社内よりも丁寧さを一段上げる必要があります。特に「行き違いでしたらご容赦ください」の一文は必須です。相手が既に対応していた場合に失礼にならないためのセーフティネットになります。

返信催促メール(社外・1回目)
件名:○○のお見積りの件(ご確認) ○○株式会社 ○○部 ○○様 いつもお世話になっております。 株式会社△△の□□でございます。 先日ご依頼いたしました○○のお見積りの件でご連絡いたしました。 お忙しいところ恐れ入りますが、その後の進捗はいかがでしょうか。 弊社の社内検討の期限が○月○日となっておりまして、 それまでにいただけますと大変助かります。 なお、本メールと行き違いになっておりましたらご容赦ください。 何卒よろしくお願いいたします。 ────────────── 株式会社△△ ○○部 □□ □□(氏名) TEL:03-XXXX-XXXX Email:xxxxx@example.co.jp ──────────────
納品催促メール(社外・納期超過)
件名:○○の納品予定日について(ご確認) ○○株式会社 ○○部 ○○様 いつもお世話になっております。 株式会社△△の□□でございます。 ○月○日が納品予定日となっておりました○○の件でご連絡いたしました。 本日時点でまだ届いておりませんため、念のため状況を確認させていただければ幸いです。 弊社の生産スケジュールにも影響がございますので、 現在の進捗と見込みの納品日をお知らせいただけますでしょうか。 行き違いでしたら大変失礼いたしました。 お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。 ────────────── 株式会社△△ ○○部 □□ □□(氏名) TEL:03-XXXX-XXXX Email:xxxxx@example.co.jp ──────────────
確認催促メール(社外・契約書や書類の返送)
件名:ご契約書類ご返送のお願い ○○株式会社 ○○部 ○○様 いつもお世話になっております。 株式会社△△の□□でございます。 ○月○日にお送りいたしましたご契約書類について、 ご確認・ご返送の状況をお伺いしたくご連絡いたしました。 ご不明な点やご修正のご要望がございましたら、 遠慮なくお知らせください。 ○月○日までにご返送いただけますと、 予定通りのスケジュールで進められます。 行き違いのご連絡でしたらご容赦ください。 何卒よろしくお願いいたします。 ────────────── 株式会社△△ ○○部 □□ □□(氏名) TEL:03-XXXX-XXXX Email:xxxxx@example.co.jp ──────────────

社内向け催促メール例文|上司・同僚への催促

社内の催促は社外ほど堅くなくて構いませんが、上司への催促は「確認のお願い」というスタンスが鉄則です。「まだですか?」のような直接的な表現は避け、「ご確認いただけましたでしょうか」と伺う形にしましょう。

上司への確認催促メール
件名:【ご確認のお願い】○○企画書の承認について ○○部長 お疲れ様です。○○です。 先日ご提出いたしました○○企画書について、 ご確認状況をお伺いできればと思いご連絡いたしました。 ○月○日の役員会議で提出する必要がありまして、 お忙しいところ恐れ入りますが、○月○日(○)までに ご承認いただけますと大変助かります。 内容にご不明な点や修正点がございましたら、 いつでもお声がけください。 よろしくお願いいたします。
同僚・他部署への依頼催促メール
件名:○○資料のご提出について(リマインド) ○○さん お疲れ様です。○○部の○○です。 ○月○日にお願いしておりました○○の資料について、 その後の進捗はいかがでしょうか。 ○月○日の報告会に間に合わせたいため、 ○月○日(○)までにいただけると助かります。 何かお困りの点があればお手伝いしますので、 お気軽にお声がけください。 よろしくお願いいたします。

社内メールでも「リマインド」という言葉は便利です。「催促」より柔らかく、件名に「(リマインド)」と付けるだけで催促の意図が伝わります。ただし上司宛てでは「ご確認のお願い」の方が丁寧です。

Slack・Teamsなどチャットで催促する場合は、メールより少しカジュアルなトーンで構いません。ただし、オープンチャンネルで名指しして「まだですか?」と書くのはNGです。DMやスレッド内でやんわりリマインドするか、チャットのリマインダー機能(Slackなら /remind)を活用しましょう。

段階別テンプレート|1回目→2回目→3回目の書き分け

催促メールは1回目はやんわり確認、2回目は具体的な影響を伝え、3回目は期限と対応を明示と、段階的にトーンを上げていくのが基本です。いきなり強い催促を送ると関係が悪化しますし、何度もやんわり送るだけでは進展しません。

件名も段階に応じて変化させましょう。2回目以降は件名に期限を明記すると、相手の受信トレイで優先度が伝わりやすくなります。

  • 1回目:「○○の件について(ご確認)」
  • 2回目:「【ご確認:○月○日〆切】○○の件」
  • 3回目:「【至急・○月○日期限】○○の件」

1回目:やんわり確認(期限当日〜翌日)

1回目は「確認」のトーンで十分です。相手がうっかり忘れている、メールを見落としている可能性が高いため、「行き違いかもしれませんが」という前提で書きます。

1回目の催促(やんわり)
件名:○○の件について(ご確認) ○○様 いつもお世話になっております。 △△の□□でございます。 ○月○日にご連絡いたしました○○の件、 その後のご状況はいかがでしょうか。 ご多忙のところ恐れ入りますが、 お手すきの際にご確認いただけますと幸いです。 本メールと行き違いになっておりましたらご容赦ください。 何卒よろしくお願いいたします。

2回目:具体的な影響を伝える(3〜5日後)

2回目は、対応が遅れた場合に自社や相手にどんな影響が出るのかを具体的に伝えます。「いつまでに」「何が必要か」を明確にすると、相手も優先度を判断しやすくなります。

2回目の催促(具体的に)
件名:○○の件について(再度のご確認) ○○様 いつもお世話になっております。 △△の□□でございます。 ○月○日に引き続き、○○の件でご連絡いたしました。 重ねてのご連絡となり恐縮ですが、 ○月○日が弊社の社内期限となっておりまして、 それまでにご回答をいただけないと ○○の手続きが間に合わなくなる可能性がございます。 お手数をおかけいたしますが、 ○月○日(○)までにご返信いただけますと幸いです。 何かご不明な点がございましたら、 お気軽にお問い合わせください。 何卒よろしくお願いいたします。

3回目:期限を明示し対応を求める(さらに3〜5日後)

3回目は、対応が得られない場合の次のアクションを伝えます。ただし「法的措置」「契約解除」などの強い表現は最終手段であり、一般的なビジネスの催促では電話でのフォローや上長を含めた相談を検討する段階です。

3回目の催促(期限明示)
件名:○○の件について(至急ご確認のお願い) ○○様 いつもお世話になっております。 △△の□□でございます。 ○月○日、○月○日に引き続き、 ○○の件で重ねてのご連絡となり大変恐縮です。 弊社としましても、○月○日が最終的な対応期限となっており、 それを過ぎますと○○ができなくなってしまいます。 大変恐れ入りますが、○月○日(○)までに ご対応状況をお知らせいただけますでしょうか。 ご回答が難しい場合はその旨だけでもお知らせいただけますと 助かります。何卒よろしくお願いいたします。

3回メールを送っても返信がない場合は、電話で直接確認するのが確実です。メールが迷惑フォルダに入っている、担当者が異動しているなど、メール以外に原因があるケースも少なくありません。

対応後のフォローアップを忘れずに

催促して相手が対応してくれたら、すぐにお礼の一報を入れて気持ちよく完了させましょう。催促しっぱなしで終わると「急かすだけ急かして…」という印象を残しかねません。

催促後のお礼メール(一言フォロー)
件名:Re: ○○の件について ○○様 お忙しいところご対応いただき、誠にありがとうございます。 ○○の件、無事に受領いたしました。 迅速にご対応くださり重ねてお礼申し上げます。 引き続きよろしくお願いいたします。

催促メールを送るタイミングの目安

催促のタイミングは早すぎるとせっかちに見え、遅すぎると業務に支障が出ます。基本は期限の翌営業日、遅くとも2営業日以内が目安です。

場面催促のタイミング
メールの返信催促送信から2〜3営業日後(期限なしの場合)
見積り・書類の返送催促期限の翌営業日
入金催促支払期日の翌営業日(経理部門と連携)
納品催促納期当日の夕方〜翌営業日

送信する時間帯は午前10時〜11時がベストです。朝イチ(9時台)は相手もメール処理に追われているため埋もれやすく、午後は「今日中に対応しよう」と思ってもらえる時間が短くなります。金曜の夕方や休日前の送信は、週明けまで放置されやすいので避けましょう。

催促メールのNG表現|使ってはいけない言い回し

やんわり催促したつもりでも、表現を間違えると相手を不快にさせます。以下の表現は避けてください。

NG表現理由言い換え例
まだでしょうか上から目線・責めるニュアンスその後の状況はいかがでしょうか
早急にお願いします命令口調に聞こえる○月○日までにいただけますと幸いです
何度もお伝えしていますが相手を責めている重ねてのご連絡となり恐縮ですが
至急ご対応ください一方的で高圧的お手すきの際にご確認いただけますと幸いです
お忘れではないかと思い忘れていると決めつけ念のための確認で恐縮ですが

催促メールは「相手にミスがあった」前提ではなく、「こちらの確認不足かもしれない」というスタンスで書くのが鉄則です。実際に相手が対応済みだった場合でも、行き違いのお詫びを一文添えておけば関係を損ないません。

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コラム著者・編集者

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