入院連絡メールの基本|伝えるべき4つの情報
入院が決まったとき、仕事関係者に伝えるべき情報は次の4つです。
- 入院の事実と期間 ── 入院予定日と退院見込み(分かる範囲で)
- 不在中の業務対応 ── 代理担当者・引き継ぎ済みの業務
- 連絡手段 ── 入院中にメールを確認できるか・緊急時の連絡先
- 復帰の見通し ── 復帰時期が未定なら「退院後、改めてご連絡します」
連絡の優先順位は直属の上司 → 人事部 → 業務上の関係者(同僚)→ 取引先の順番です。上司に先に報告せず同僚や取引先に連絡すると「なぜ先に相談しなかったのか」と信頼を損なう恐れがあります。
なお、病名を詳しく伝える必要はありません。「体調不良により」「医師の判断により」「検査入院のため」など、簡潔な理由だけで十分です。上司との信頼関係があり、自分で話したい場合のみ伝えれば問題ありません。
上司への入院連絡メール例文
上司への連絡は、メールを送った後に可能であれば電話またはオンラインで直接報告するのが理想です。体調的に難しい場合は、メールの冒頭にその旨を一言添えましょう。
件名: 【ご報告】入院のお知らせ(○月○日〜)
○○部長
お疲れさまです。○○です。
私事で恐縮ですが、医師の判断により○月○日(○)から入院することとなりました。
入院期間は○週間程度の見込みです。
【不在期間】○月○日(○)〜 ○月○日(○)頃(退院後、自宅療養の可能性あり)
【業務の引き継ぎ】
・○○案件: ○○さんに引き継ぎ済み(資料は共有フォルダに格納)
・△△プロジェクト: ○月○日の打ち合わせまでに○○さんへ引き継ぎます
・日常業務: 引き継ぎリストを作成し、○月○日までに共有します
【入院中の連絡】
メールは1日1回程度確認できる見込みです。
お急ぎの場合は携帯(090-○○○○-○○○○)にご連絡ください。
ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
○○部 ○○ ○○
件名: 【ご報告】検査入院のお知らせ(○月○日〜○日間)
○○課長
お疲れさまです。○○です。
定期健診の結果を受け、精密検査のため○月○日(○)から○日間入院することになりました。
検査結果次第で治療が必要になる場合は、改めてご相談させていただきます。
○日間の不在ですので、進行中の業務は○○さんにフォローをお願いしております。
短期間ではありますが、ご迷惑をおかけいたします。
何卒よろしくお願いいたします。
○○部 ○○
取引先への入院連絡メール例文
取引先に入院を伝える際は、病状の詳細よりも「誰が代わりに対応するか」を明確にすることが最も重要です。先方が業務を進める上で困らないよう、代理担当者の連絡先を必ず記載しましょう。
件名: 担当者不在のお知らせ
○○株式会社
○○部 ○○様
平素より大変お世話になっております。○○株式会社の○○です。
私事で恐縮ですが、体調不良により○月○日(○)から○週間ほどお休みをいただくこととなりました。
不在期間中のお問い合わせ・お取引につきましては、同部署の○○が対応いたします。
引き継ぎは完了しておりますので、ご安心ください。
代理担当者: ○○部 ○○ ○○
メール: xxx@xxx.co.jp
TEL: 03-○○○○-○○○○
復帰の際は改めてご挨拶させていただきます。
ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
○○株式会社 ○○部
○○ ○○
取引先には「入院」という言葉を使わず、「体調不良によりお休みをいただく」程度の表現にとどめるのも一つの方法です。特にまだ入院の詳細を知らせたくない段階では、必要以上の情報を開示する必要はありません。ただし長期間に及ぶ場合は、信頼関係の観点から「入院」と正直に伝えたほうがよいケースもあります。
同僚への入院連絡メール例文
同僚への連絡では、業務の引き継ぎが主な目的です。上司宛より少しカジュアルなトーンで構いません。引き継ぎ内容を具体的に書くことで、同僚がスムーズに対応できます。
件名: 【ご報告・引き継ぎ】入院のお知らせ
○○チームの皆さま
お疲れさまです。○○です。
私事ですが、○月○日から○週間ほど入院することになりました。
不在の間、いくつか業務をお願いしたく、ご連絡いたします。
【引き継ぎ事項】
1. ○○案件(担当: ○○さん)
→ 資料は共有フォルダ「○○」に格納済みです
→ ○月○日に○○様との打ち合わせがあります(議事録テンプレートも同フォルダ内)
2. △△の日常業務(担当: ○○さん)
→ マニュアルは○○に置いてあります
→ 不明点があれば私の携帯に連絡いただいてOKです
入院中もメールは確認できますので、何かあればメールでご連絡ください。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
○○
緊急入院の場合(本人の代理が送るメール)
急な入院で本人がメールを送れない場合は、家族や同僚が代理で連絡します。代理メールでは「代理で連絡している旨」「本人の状態(分かる範囲で)」「業務への影響」の3点を伝えましょう。
上司への緊急入院連絡(同僚が代理で送る場合) 件名: 【代理連絡】○○の緊急入院について
○○部長
お疲れさまです。○○です。
○○さんに代わりましてご連絡いたします。
○○さんが本日、体調の急変により緊急入院いたしました。
現在は処置を受けており、本人から直接ご連絡できる状態ではないとのことです。
入院期間は現時点では未定です。
状況が分かり次第、改めてご報告いたします。
○○さんが担当している業務について、至急の対応が必要なものがあれば、私が確認・対応いたします。ご指示をいただけますでしょうか。
取り急ぎ、ご報告まで。
○○部 ○○
取引先への緊急入院連絡(同僚が代理で送る場合) 件名: 担当者変更のお知らせ
○○株式会社
○○部 ○○様
平素よりお世話になっております。
○○株式会社 ○○部の○○と申します。
弊社の○○が、体調不良のため急遽お休みをいただいております。
復帰時期は未定のため、当面の間、○○が担当しておりました業務は私が引き継がせていただきます。
ご不便をおかけしますが、お問い合わせは下記までお願いいたします。
担当: ○○ ○○
メール: xxx@xxx.co.jp
TEL: 03-○○○○-○○○○
何卒よろしくお願い申し上げます。
業務引き継ぎの伝え方
入院が予定されている場合は、連絡メールとは別に引き継ぎ資料を整備しておくのがベストです。メール本文には引き継ぎの概要だけを記載し、詳細は共有フォルダやドキュメントにまとめるのが実務的です。
- 進行中の案件一覧 ── 案件名・相手先・次のアクション・期日を一覧にする
- 定例業務 ── 日次・週次・月次のルーティン業務を手順書にまとめる
- 連絡先リスト ── 取引先の担当者名・連絡先・過去のやり取りの経緯
- パスワード・アクセス権 ── 必要なシステムのログイン情報(セキュアな方法で共有)
- 保留中の判断事項 ── 自分しか把握していない未決事項をリストアップする
引き継ぎ資料の保存先は、メールで明示しておきましょう。「共有フォルダの○○フォルダ内に引き継ぎ資料を格納しています」と一文あれば、代理担当者が迷いません。緊急入院で引き継ぎが不十分な場合は、入院中にメール確認が可能なら、同僚からの質問に都度回答する形で補完しましょう。
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