面接後のお礼メールは送るべき?結論と送り方の基本
面接のお礼メールは必須ではありませんが、送ると「丁寧な人」という印象を残せます。大手転職サイトのアンケートでは、転職経験者の約5人に1人がお礼メールを送っており、そのうち62%以上が「送ってよかった」と回答しています。お礼メール単体で合否が決まることはありませんが、面接官が合否を迷っているケースでは「志望度が高い」という判断材料になりえます。
タイミングは面接当日中、遅くとも翌日の午前中までが目安です。面接の記憶が新しいうちに届くことに意味があるため、翌日の夕方以降になるなら無理に送る必要はありません。金曜日の面接の場合は当日中に送るのがベストですが、土日に送信しても失礼にはなりません。気になる方は月曜午前の予約送信も一手です。
- 件名は「面接のお礼(〇月〇日)/氏名」のように日付と氏名を入れると、複数日程を管理する担当者に親切
- 本文は5〜10行程度で簡潔にまとめる。長文は読まれにくい
- 面接で話した内容に一言触れると、定型文感が薄れる
- 署名には氏名・電話番号・メールアドレスを記載する
- 絵文字・顔文字・「!」の多用は避ける
お礼メールに自己PRを長々と書き直す必要はありません。あくまで「面接の時間をいただいた感謝」と「入社意欲」を伝えるのが目的です。合否の催促や、面接で聞き忘れた質問をお礼メールに盛り込むのもNGです。
件名・宛名・署名の書き方
件名は「面接のお礼(〇月〇日)/氏名」が基本形です。日付を入れると、複数日程で面接を行っている採用担当者がメールを整理しやすくなります。「本日はありがとうございました」のような件名では、迷惑メールと区別がつきません。
宛名の書き方
宛名は「株式会社○○ 人事部 ○○様」のように正式な会社名・部署名・担当者名を記載します。担当者名が分からない場合は「採用ご担当者様」で構いません。(株)のような略称は避けてください。
署名に含める項目
- 氏名(フルネーム)
- 電話番号(日中連絡がつく番号)
- メールアドレス
- 住所(任意。転職の場合は省略してもよい)
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山田 太郎(やまだ たろう)
TEL: 090-0000-0000
Mail: taro.yamada@example.com
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一次面接後のお礼メール例文(新卒・就活)
一次面接のお礼メールでは、面接の感想を一言添えるのがポイントです。「事業内容について詳しく伺えた」「社風の温かさを感じた」など、その面接でしか得られなかった具体的な内容に触れると、使い回しではない印象を与えられます。
件名:一次面接のお礼/山田太郎
株式会社○○
人事部 ○○様
お世話になっております。
本日一次面接をしていただきました、○○大学○○学部の山田太郎です。
お忙しい中、面接の機会をいただき誠にありがとうございました。
(面接で印象に残った話題や入社意欲を1〜2文で記載。例:○○様から伺った海外展開のお話に大変感銘を受けました)
入社への意欲がいっそう高まりました。
選考の機会を頂戴できましたら、精一杯取り組みたいと考えております。
引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
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山田 太郎(やまだ たろう)
○○大学 ○○学部 ○○学科 ○年
TEL: 090-0000-0000
Mail: taro.yamada@example.com
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件名:面接のお礼/山田太郎
株式会社○○
採用ご担当者様
お世話になっております。
本日面接をしていただきました山田太郎です。
お忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。
面接を通じて貴社の事業や職場の雰囲気について理解が深まり、
ますます貴社で働きたいという気持ちが強くなりました。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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山田 太郎(やまだ たろう)
TEL: 090-0000-0000
Mail: taro.yamada@example.com
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二次面接・最終面接後のお礼メール例文
最終面接では役員や社長が面接官を務めることが多いため、一次面接よりもやや格式を上げた文面にするのが自然です。面接の中で聞いた経営方針やビジョンに触れると、受け売りでない感想を伝えられます。
件名:二次面接のお礼/山田太郎
株式会社○○
○○部 ○○様
お世話になっております。
本日二次面接をしていただきました山田太郎です。
お忙しい中、面接の機会をいただき誠にありがとうございました。
○○様から伺った今後の事業展開について、
自分自身のスキルを活かして貢献できる場面がイメージでき、
ますます入社への気持ちが高まりました。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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山田 太郎(やまだ たろう)
TEL: 090-0000-0000
Mail: taro.yamada@example.com
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件名:最終面接のお礼/山田太郎
株式会社○○
代表取締役 ○○様
お世話になっております。
本日最終面接をしていただきました山田太郎です。
ご多忙のなか貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。
○○社長から直接伺った貴社の経営理念や将来のビジョンに強く共感し、
ぜひ貴社の一員として力を尽くしたいという思いをあらためて強くしました。
面接を通じてお話しいただいた内容を胸に、
ご縁をいただけましたら全力で業務に取り組んでまいります。
引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
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山田 太郎(やまだ たろう)
TEL: 090-0000-0000
Mail: taro.yamada@example.com
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転職面接後のお礼メール例文
転職の場合は、新卒と違い「即戦力として何ができるか」が見られています。お礼メールでも、面接で話しきれなかった経験やスキルを補足するのではなく、面接で共有できた内容を踏まえた感想に留めるのがベストです。あまり長くすると「面接でうまく話せなかったのでは」と受け取られかねません。
件名:面接のお礼/山田太郎
株式会社○○
人事部 ○○様
お世話になっております。
本日面接をしていただきました山田太郎です。
お忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。
○○様から伺った貴社の○○プロジェクトについて、
これまでの経験を活かして貢献できるイメージが具体的に湧き、
入社への意欲がいっそう高まりました。
ご検討のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
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山田 太郎(やまだ たろう)
TEL: 090-0000-0000
Mail: taro.yamada@example.com
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転職面接後のお礼メール(エージェント経由の場合) 件名:面接のお礼
○○様(担当アドバイザー名)
いつもお世話になっております。
山田太郎です。
本日、株式会社○○の面接を受けてまいりました。
面接の機会をいただきありがとうございます。
○○事業のお話を詳しく伺い、
前職での○○の経験を活かせる場だと感じました。
ぜひ選考を進めていただけると幸いです。
面接の印象や感触については、
お電話でも改めてご共有させていただければと存じます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
山田 太郎
TEL: 090-0000-0000
Mail: taro.yamada@example.com
転職エージェントを通じて応募した場合、お礼はエージェントの担当者を通じて企業に伝えてもらうのが基本です。企業への直接メールはトラブルの原因になることがあるため避けましょう。上の例文はエージェント担当者に送る形式です。
バイト面接後のお礼メール例文
アルバイトの面接では、お礼メールを送る人は多くありません。だからこそ送ると「礼儀正しい人」という印象が残りやすいのがメリットです。ただし、即日採用が多い飲食・コンビニ系や、面接官から「結果は今日中に連絡します」と言われた場合は不要です。
件名:面接のお礼/山田太郎
○○店
店長 ○○様
お世話になっております。
本日アルバイトの面接をしていただきました山田太郎です。
お忙しい中、お時間をいただき誠にありがとうございました。
お店の雰囲気やお仕事の内容を伺い、
ぜひこちらで働きたいという気持ちが強くなりました。
ご検討のほど、何卒よろしくお願いいたします。
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山田 太郎(やまだ たろう)
TEL: 090-0000-0000
Mail: taro.yamada@example.com
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件名:本日の面接のお礼/山田太郎
○○店
○○様
本日面接をしていただきました山田太郎です。
お忙しい中、ありがとうございました。
明るいお店の雰囲気がとても魅力的で、
ぜひ働かせていただきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
山田 太郎
TEL: 090-0000-0000
Mail: taro.yamada@example.com
Web面接・オンライン面接後のお礼メール例文
Web面接でもお礼メールの基本は対面と変わりません。違いは、通信トラブルへの配慮やオンラインならではの感想を一言添えられる点です。「画面越しではありましたが」のような前置きを入れると、オンライン特有の距離感を埋める丁寧さが伝わります。
件名:面接のお礼/山田太郎
株式会社○○
人事部 ○○様
お世話になっております。
本日オンラインにて面接をしていただきました山田太郎です。
お忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。
画面越しではありましたが、○○様から伺った貴社の○○への取り組みに
強い関心を持ち、入社への意欲がいっそう高まりました。
引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
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山田 太郎(やまだ たろう)
TEL: 090-0000-0000
Mail: taro.yamada@example.com
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Web面接中に通信トラブルがあった場合は、お礼メールの中で「通信の乱れがあり、聞き取りにくい点がございましたら申し訳ございません」と一言添えるとよいでしょう。
複数面接官・グループ面接後のお礼メール例文
面接官が複数いた場合は、代表者1名(人事担当者)宛てに1通送れば十分です。面接官全員の名前が分かっている場合は、本文中に「○○様、○○様」と連名で感謝を述べる書き方もあります。全員に個別メールを送る必要はありません。
件名:面接のお礼/山田太郎
株式会社○○
人事部 ○○様
お世話になっております。
本日面接をしていただきました山田太郎です。
○○様をはじめ、○○部の○○様にも貴重なお時間をいただき、
誠にありがとうございました。
現場の方から直接お話を伺えたことで、
入社後の業務イメージが具体的になり、
ますます貴社で働きたいという気持ちが強くなりました。
引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
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山田 太郎(やまだ たろう)
TEL: 090-0000-0000
Mail: taro.yamada@example.com
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件名:グループ面接のお礼/山田太郎
株式会社○○
人事部 ○○様
お世話になっております。
本日グループ面接を受けさせていただきました山田太郎です。
お忙しい中、面接の機会をいただき誠にありがとうございました。
○○様から伺った貴社の○○についてのお話に大変刺激を受け、
入社への意欲がさらに強まりました。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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山田 太郎(やまだ たろう)
○○大学 ○○学部 ○年
TEL: 090-0000-0000
Mail: taro.yamada@example.com
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面接のお礼メールは「いらない」?送らなくてよいケース
結論として、お礼メールの有無だけで合否が決まることはありません。企業の採用担当者も「お礼メールがなかったから不採用にする」という運用はしていないのが実情です。「送らなかったから減点されるわけではない」という前提を押さえたうえで、以下のケースでは送らなくても問題ありません。
- 面接官から「お礼メールは不要です」と明言された場合
- カジュアル面談・会社説明会に近い形式だった場合
- アルバイトの即日採用(面接当日に結果が出る)の場合
- 面接から数日経ってしまった場合(「ご連絡が遅くなり申し訳ございません」と一言添えて送る)
- 面接で「この会社は違う」と感じ、選考を辞退するつもりの場合
送った方がよいケース
逆に、以下のような場面では送った方がプラスに働く可能性があります。
- 第一志望の企業で、志望度の高さをもう一度伝えたいとき
- 面接で十分に話しきれなかったと感じたとき(ただし補足は1〜2行に留める)
- 面接官と話が盛り上がり、個人的に感銘を受けたとき
- 面接官の名前・連絡先が分かっているとき
迷ったときは「送って損をすることはほぼない」と考えてよいでしょう。ただし、定型文をそのまま送るくらいなら、送らない方がましです。面接で感じたことを自分の言葉で1〜2行書くだけで十分です。
【企業向け】お礼メールを受け取ったときの返信例文
面接官や人事担当者がお礼メールを受け取った場合、返信は必須ではありません。ただし返信すると、応募者の志望度を維持する効果が期待できます。選考結果の連絡時期を伝えるついでに一言返す形がスムーズです。
件名:Re: 面接のお礼/山田太郎様
山田 太郎様
株式会社○○ 人事部の○○です。
ご丁寧にお礼のメールをいただき、ありがとうございます。
選考結果につきましては、○月○日頃までにご連絡差し上げます。
今しばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。
株式会社○○ 人事部
○○
件名:Re: 面接のお礼/山田太郎様
山田 太郎様
株式会社○○ 人事部の○○です。
本日はお忙しい中、面接にお越しいただきありがとうございました。
また、ご丁寧にメールをいただき重ねて御礼申し上げます。
面接では○○様のご経験について大変興味深くお話を伺いました。
選考結果は○月○日頃にご連絡いたしますので、
今しばらくお待ちくださいませ。
株式会社○○ 人事部
○○
お礼メールでやりがちなNG例
せっかくお礼メールを送っても、マナー違反があると逆効果です。以下のNG例は実際に採用担当者から「印象が悪かった」と指摘されやすいパターンです。送信前にチェックしてください。
- 【長すぎる】A4で1枚以上になるような長文メール。読み手の時間を奪うだけ
- 【自己PRの繰り返し】面接で話した内容を改めて書き直す。面接のやり直しに見える
- 【合否の催促】「選考結果はいつ頃いただけますでしょうか」はお礼メールに書かない
- 【条件交渉】「給与は○○万円以上を希望します」など、お礼の場にふさわしくない
- 【誤字・会社名の間違い】特に社名の誤りは致命的。送信前に必ず確認
- 【深夜・早朝の送信】22時以降や早朝7時前の送信は非常識と思われる。予約送信を活用
- 【テンプレートそのまま】「御社の○○に感銘を受けました」の○○が空欄のまま送信
- 【複数回送る】同じ面接について2通目のお礼メールを送るのは不自然
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