担当変更の挨拶メール例文|前任・後任それぞれの書き方とマナー

担当変更の挨拶メール例文|前任・後任それぞれの書き方とマナー

担当変更メールの基本|前任→後任の2段階で送る

担当者が変わるとき、取引先へのメールは「前任者が先に送り、後任者が後から送る」の2段階が基本です。前任者のメールで担当変更を報告し、後任者のメールで改めて着任の挨拶をします。

  1. 前任者が担当変更のメールを送る(異動・退職の2〜3週間前)
  2. 後任者が着任の挨拶メールを送る(前任者メールの数日後〜1週間以内)
  3. 可能であれば、前任者と後任者が一緒に取引先を訪問する(Web会議での挨拶でもOK)

前任者のメールなしに後任者だけが連絡すると、取引先は「前任者はどうしたのか」と不安になります。必ず前任者のメールが先です。

前任者のメール例文|異動による担当変更

異動で担当を外れる場合の前任者メールです。後任者の氏名・連絡先・着任日を明記し、引き継ぎが済んでいることを伝えましょう。

前任者から取引先への担当変更メール(異動)
件名:担当者変更のご挨拶(株式会社〇〇 山田太郎) 株式会社△△ 〇〇部 〇〇様 いつも大変お世話になっております。 株式会社〇〇 営業部の山田太郎です。 このたび、社内の人事異動に伴い、〇月〇日付で貴社の担当を外れることとなりました。 〇〇様にはこれまで格別のお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます。 後任は同じ営業部の鈴木花子が務めます。これまでの経緯やご要望はすべて引き継いでおりますので、ご安心ください。後日、鈴木より改めてご挨拶させていただきます。 後任:鈴木花子(すずき はなこ) メール:suzuki.hanako@example.co.jp 電話:03-XXXX-XXXX 短い間ではございましたが、〇〇様との仕事は大変勉強になりました。 今後とも弊社をよろしくお願い申し上げます。 株式会社〇〇 営業部 山田太郎
前任者から取引先への担当変更メール(退職)
件名:担当者変更のご挨拶(株式会社〇〇 山田太郎) 株式会社△△ 〇〇部 〇〇様 いつも大変お世話になっております。 株式会社〇〇 営業部の山田太郎です。 私事で恐縮ですが、一身上の都合により〇月〇日をもちまして退職する運びとなりました。 〇〇様には在職中、大変お世話になりました。誠にありがとうございました。 後任は鈴木花子が担当いたします。これまでのお取引状況はすべて引き継いでおります。近日中に鈴木よりご連絡いたしますので、変わらぬお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。 後任:鈴木花子(すずき はなこ) メール:suzuki.hanako@example.co.jp 電話:03-XXXX-XXXX 末筆ながら、貴社のますますのご発展と〇〇様のご健勝をお祈り申し上げます。 株式会社〇〇 営業部 山田太郎

件名の視認性を上げるコツ

件名の先頭に【担当変更】【着任のご挨拶】などの隅付き括弧(【】)を付けると、受信一覧でひと目で用件がわかります。

  • 【担当変更】貴社担当者変更のご挨拶(株式会社〇〇 山田太郎)
  • 【着任のご挨拶】株式会社〇〇 鈴木花子
  • 【お知らせ】担当者変更のご連絡(株式会社〇〇)

隅付き括弧の中は4〜6文字が目安です。長すぎると逆に読みづらくなるため、【担当変更のお知らせとご挨拶】のように詰め込まないようにしましょう。

後任者のメール例文|着任の挨拶

後任者の挨拶メールでは、自己紹介(氏名・経歴)と「前任者から引き継いでいる」という安心材料を伝えるのがポイントです。取引先は「新しい担当者はちゃんとわかっているのか」が一番の関心事です。

後任者から取引先への着任挨拶メール
件名:着任のご挨拶(株式会社〇〇 鈴木花子) 株式会社△△ 〇〇部 〇〇様 いつもお世話になっております。 株式会社〇〇 営業部の鈴木花子と申します。 このたび、山田太郎の後任として、〇月〇日より貴社を担当させていただくことになりました。 これまで山田より、〇〇様とのお取引の経緯やご要望を引き継いでおります。山田同様、〇〇様のお力になれるよう尽力いたします。 まずはメールでのご挨拶となりますが、近日中に改めてご挨拶に伺えればと考えております。ご都合のよい日時がございましたら、お知らせいただけますと幸いです。 何かございましたら、下記までお気軽にご連絡ください。 鈴木花子(すずき はなこ) メール:suzuki.hanako@example.co.jp 電話:03-XXXX-XXXX 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。 株式会社〇〇 営業部 鈴木花子
後任者の着任挨拶メール(訪問予定あり)
件名:着任のご挨拶(株式会社〇〇 鈴木花子) 株式会社△△ 〇〇部 〇〇様 いつもお世話になっております。 株式会社〇〇 営業部の鈴木花子と申します。 このたび、山田の後任として貴社を担当させていただくことになりました。 〇月〇日(〇)に前任の山田とともにご挨拶に伺いたく、お時間をいただけないでしょうか。 以下の日程でご都合がよろしい時間帯はございますでしょうか。 ・〇月〇日(〇)午前 / 午後 ・〇月〇日(〇)午前 / 午後 ・〇月〇日(〇)午前 / 午後 お忙しいところ恐れ入りますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。 株式会社〇〇 営業部 鈴木花子 メール:suzuki.hanako@example.co.jp 電話:03-XXXX-XXXX
後任者の着任挨拶メール(Web会議での挨拶を打診)
件名:着任のご挨拶(株式会社〇〇 鈴木花子) 株式会社△△ 〇〇部 〇〇様 いつもお世話になっております。 株式会社〇〇 営業部の鈴木花子と申します。 このたび、山田の後任として貴社を担当させていただくことになりました。これまでの経緯やご要望はすべて引き継いでおります。 つきましては、Web会議等でご挨拶のお時間をいただけないでしょうか。30分ほどお時間を頂戴し、今後の進め方についてもご相談できればと考えております。 以下の日程でご都合がよろしい時間帯はございますでしょうか。 ・〇月〇日(〇)午前 / 午後 ・〇月〇日(〇)午前 / 午後 ・〇月〇日(〇)午前 / 午後 会議URLはこちらで準備いたします。ご検討のほどよろしくお願いいたします。 株式会社〇〇 営業部 鈴木花子 メール:suzuki.hanako@example.co.jp 電話:03-XXXX-XXXX

後任者のメールは前任者のメールから数日以内に送るのが理想です。間が空きすぎると、取引先が「引き継ぎは大丈夫なのか」と不安に感じます。

引継ぎの伝え方と後任者情報の書き方

担当変更メールで取引先が最も気にするのは、「今後の窓口は誰か」「これまでの経緯はちゃんと伝わっているか」の2点です。後任者の情報は箇条書きで見やすくまとめるのがおすすめです。

後任者情報に含めるべき項目

  • フルネーム(読みがなを添えると親切)
  • メールアドレス
  • 電話番号(直通またはチーム番号)
  • 担当開始日

引き継ぎ状況を安心させるフレーズ

  • 「これまでの経緯はすべて引き継いでおります」
  • 「ご要望やご状況は共有済みです」
  • 「山田同様、〇〇様のお力になれるよう尽力いたします」

反対に、「まだ引き継ぎ中です」「これから詳細を把握します」のような未完了の表現は、取引先に不安を与えるので避けましょう。実際にまだ引き継ぎ中でも、メールではポジティブに伝えるのがビジネスマナーです。

担当変更の理由別|書き方のポイント

担当変更の理由によって、メールのトーンを微調整します。ただし、理由を詳しく書く必要はなく、一行で簡潔に触れる程度でOKです。

変更理由書き出しの例
異動「社内の人事異動に伴い、〇月〇日付で担当を外れることになりました」
退職「一身上の都合により〇月〇日をもって退職する運びとなりました」
産休・育休「私事ですが、〇月より産前休暇をいただくことになりました」
組織再編「社内体制の変更に伴い、〇月〇日より担当が変更となります」
昇進・役職変更「このたび〇〇に就任することとなり、担当業務を後任に引き継ぎます」

産休・育休の場合は「私事ですが」のひと言を添え、復帰時期の見通しがあれば記載すると丁寧です。退職の場合、転職先の社名は書かないのが鉄則です。

メールだけでOK?相手別の挨拶手順

担当変更の挨拶は、すべての取引先にメールだけで済ませてよいわけではありません。相手との取引規模や関係の深さに応じて、訪問・電話・メールを使い分けるのがビジネスマナーです。

取引先の重要度推奨される挨拶手順メールの位置づけ
主要取引先・大口顧客① メールで担当変更を報告 → ② 前任と後任で訪問(またはWeb面談) → ③ 訪問後にお礼メール訪問のアポ取りと事前報告
定期的にやり取りのある取引先① メールで担当変更を報告 → ② 後任者から電話で挨拶正式な通知。電話で温度感を補う
取引頻度が低い・休眠中の取引先メールのみでOK正式な通知として完結

特に売上の大きい主要取引先や、進行中のプロジェクトがある相手には、メールだけで済ませると「軽く扱われた」と感じさせるリスクがあります。前任者と後任者が揃って訪問し、対面で引き継ぎの安心感を伝えるのが理想です。

訪問が難しい場合でも、電話で一言「メールでもご連絡しましたが、担当が変わりましたのでご挨拶を」と添えるだけで、印象は大きく変わります。メール送信後、当日〜翌日中に電話するのがタイミングの目安です。

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