インターンシップのお礼状の書き方|メール・手紙の例文集

インターンシップのお礼状の書き方|メール・手紙の例文集

インターン後のお礼はいつ・どう送る?

インターンシップが終わったら、お礼を伝えるのは早いほど好印象です。メールなら当日〜翌営業日の午前中、手紙なら1週間以内が目安です。基本はメールで問題ありません。特にお世話になった方に丁寧に伝えたい場合や、メールアドレスがわからない場合は手紙(便箋+封筒)を選びましょう。

  • メール — 当日〜翌営業日の午前中に送信。迅速さが最大の武器
  • 手紙(便箋+封筒)— インターン終了後1週間以内に投函。丁寧さ・特別感を重視するとき
  • 1dayインターンでもお礼は送る。1日でも担当者は準備・指導に時間を割いてくれている
  • 複数日のインターンなら、最終日の翌営業日までに送るのが理想

メールと手紙の両方を送る必要はありません。どちらか一方で十分です。「メールで素早くお礼→後日手紙でも送る」のは丁寧ですが、同じ内容を二重に送ると逆に負担になる場合もあります。

お礼メールの件名・宛名の書き方

件名は「用件+大学名+氏名」を20〜30字以内にまとめます。採用担当者は大量のメールを受け取るため、件名だけで誰からの何のメールか分かる状態が理想です。

件名の例

  • インターンシップ参加のお礼(○○大学 山田太郎)
  • インターンシップの御礼(○○大学 佐藤花子)

宛名の書き方

宛名は会社名・部署名・役職・氏名を省略せずに正式名称で書くのが基本です。「(株)」ではなく「株式会社」、部署名も正式なものを使います。

  • 個人宛 →「○○株式会社 人事部 採用課 課長 △△様」
  • 担当者名が不明 →「○○株式会社 人事部 インターンシップご担当者様」(「採用ご担当者様」でも可)
  • 部署宛 →「○○株式会社 人事部御中」(個人名が分からないとき)
  • 「様」と「御中」は併用しない。個人名があれば「様」、部署宛なら「御中」

会社名を間違えるのは最も失礼な失敗の一つです。送信前に会社の公式サイトで正式名称(前株・後株の違い含む)を必ず確認しましょう。

お礼メールに書くべき3つの内容

お礼メールの本文は感謝→具体的な学び→今後の意気込みの3点で構成すると、簡潔で伝わりやすくなります。全体の文字数は400字前後が目安です。

  1. 感謝の言葉 — インターンに参加させてもらったことへのお礼。最初に端的に
  2. 具体的に学んだこと — 「チームで企画を考える難しさと面白さを体感しました」など、自分だけのエピソードを1つ。定型文と差がつくポイント
  3. 今後の意気込み — 学んだことを今後にどう活かすか。志望動機を長々と書く必要はなく、1〜2文で十分

「具体的に学んだこと」が最も重要です。ここが空っぽだと「テンプレートをコピーしただけ」という印象になります。業務体験・社員の方の言葉・グループワークでの気づきなど、自分が実際に感じたことを1つ書きましょう。

1dayインターン後のお礼メール例文

1dayインターンのお礼メールは短く・当日中に送るのがポイントです。参加時間が短い分、長文にすると「大げさ」な印象になります。印象に残った場面を1つだけ挙げ、簡潔にまとめましょう。

1dayインターン後のお礼メール
件名:インターンシップ参加のお礼(○○大学 山田太郎) ○○株式会社 人事部 △△様 お世話になっております。 本日のインターンシップに参加いたしました、○○大学○○学部の山田太郎です。 本日はお忙しいなか、貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。 グループワークで実際の企画立案を体験させていただき、お客様の課題を起点に考える難しさと面白さを実感しました。 △△様からいただいた「まず相手の立場で考えてみること」というアドバイスが特に印象に残っております。 本日学んだことを今後の学業や就職活動に活かしてまいります。 改めまして、本日は誠にありがとうございました。 ―――――――――――――――― ○○大学 ○○学部 ○○学科 3年 山田 太郎(やまだ たろう) 〒000-0000 東京都○○区○○1-2-3 メール:taro.yamada@example.ac.jp 電話:090-XXXX-XXXX ――――――――――――――――

短期(3日〜1週間)インターン後のお礼メール例文

複数日のインターンでは、1dayよりも具体的なエピソードを書けるはずです。「何日目に・どんな場面で・何を感じたか」を1つ挙げると、参加姿勢が伝わります。

短期インターン(5日間)後のお礼メール
件名:インターンシップの御礼(○○大学 佐藤花子) ○○株式会社 ○○部 △△様 お世話になっております。 ○月○日から5日間のインターンシップに参加いたしました、○○大学○○学部の佐藤花子です。 5日間にわたり大変お世話になり、誠にありがとうございました。 営業同行の際、△△様がお客様の何気ない一言から課題を引き出していらっしゃる姿を拝見し、「聞く力」の大切さを改めて実感いたしました。 3日目のプレゼン発表では、自分の準備不足を痛感しましたが、チームの皆さまに助けていただきながらやり遂げることができ、大きな自信になりました。 この経験で得た気づきを大学での学びに活かし、社会に出たときに貢献できる力をつけていきたいと考えております。 末筆ながら、△△様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。 このたびは本当にありがとうございました。 ―――――――――――――――― ○○大学 ○○学部 ○○学科 3年 佐藤 花子(さとう はなこ) 〒000-0000 東京都○○区○○1-2-3 メール:hanako.sato@example.ac.jp 電話:090-XXXX-XXXX ――――――――――――――――

長期インターン終了後のお礼メール例文

1か月以上の長期インターンでは、日々の業務を通じて成長した実感があるはずです。自分がどう変わったかを具体的に伝えると、感謝の深さが伝わります。ただし長文になりすぎないよう、エピソードは1〜2個に絞りましょう。

長期インターン(2か月間)終了後のお礼メール
件名:インターンシップの御礼(○○大学 田中一郎) ○○株式会社 ○○部 部長 △△様 お世話になっております。 ○月から約2か月間、○○部でインターンシップに参加しておりました○○大学○○学部の田中一郎です。 長期間にわたり温かくご指導いただき、心より感謝申し上げます。 入社当初はデータ集計一つにも戸惑っていましたが、△△様に「まず全体像を把握してから細部に入る」とアドバイスいただいてからは、作業の質とスピードが格段に上がりました。 後半に任せていただいた提案資料の作成では、自分の分析がチームの意思決定に少しでも役立てたことが、何よりの経験になりました。 2か月間で、働くことの責任とやりがいを肌で感じることができました。 ここで学んだ「自分で考え、周囲と共有し、形にする」姿勢を、今後のキャリアの土台にしていきたいと考えております。 ○○部の皆さまにもくれぐれもよろしくお伝えください。 末筆ながら、△△様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。 ―――――――――――――――― ○○大学 ○○学部 ○○学科 3年 田中 一郎(たなか いちろう) メール:ichiro.tanaka@example.ac.jp 電話:090-XXXX-XXXX ――――――――――――――――

複数部署を回った場合のお礼メール例文

ジョブローテーション型のインターンで複数部署を経験した場合は、お世話になった各部署の担当者に個別にメールを送るのが丁寧です。全員に同じ文面を送るのではなく、部署ごとの体験に触れた内容にしましょう。

複数部署を経験した場合のお礼メール(営業部の担当者宛)
件名:インターンシップの御礼(○○大学 鈴木美咲) ○○株式会社 営業部 △△様 お世話になっております。 インターンシップに参加いたしました、○○大学○○学部の鈴木美咲です。 ○日間のインターンシップでは大変お世話になり、誠にありがとうございました。 営業部での2日間では、△△様に同行させていただいた商談が特に印象に残っております。 お客様のご要望を丁寧にヒアリングされたうえで、最適な提案に落とし込む一連の流れを間近で拝見し、「提案力」の奥深さを実感いたしました。 他部署では見られなかった、お客様と直接向き合う現場のスピード感を体験できたことは大きな財産です。 末筆ながら、△△様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。 このたびは本当にありがとうございました。 ―――――――――――――――― ○○大学 ○○学部 ○○学科 3年 鈴木 美咲(すずき みさき) メール:misaki.suzuki@example.ac.jp 電話:090-XXXX-XXXX ――――――――――――――――

すべての担当者のメールアドレスが分からない場合は、人事部の窓口担当に「各部署の皆さまにもよろしくお伝えください」と一文添えて送れば十分です。

お世話になった社員個人宛のお礼メール例文

メンターや直属の指導担当など、特にお世話になった社員には個別にお礼メールを送ると喜ばれます。その方との具体的なエピソードを1つ書くのがポイントです。

メンター(指導担当)の社員宛お礼メール
件名:インターンシップの御礼(○○大学 高橋翔太) ○○株式会社 ○○部 △△様 お世話になっております。 インターンシップに参加しておりました、○○大学○○学部の高橋翔太です。 ○日間、メンターとして直接ご指導いただき、本当にありがとうございました。 初日に右も左も分からず不安だった私に、「最初はできなくて当たり前だから、何でも聞いてね」と声をかけていただいたおかげで、安心して業務に取り組むことができました。 △△様に教えていただいた議事録の取り方は、さっそく大学のゼミでも実践しています。 社会人としての仕事に対する姿勢や、チームで成果を出すことの大切さを、△△様の背中から学ばせていただきました。 この経験を糧に、今後も成長していきたいと思っております。 重ねて感謝申し上げます。 △△様のますますのご活躍をお祈りしております。 ―――――――――――――――― ○○大学 ○○学部 ○○学科 3年 高橋 翔太(たかはし しょうた) メール:shota.takahashi@example.ac.jp 電話:090-XXXX-XXXX ――――――――――――――――

手紙(便箋)で送るお礼状の例文

手紙で送る場合は「拝啓」で始め「敬具」で結ぶ正式な書簡形式を使います。白無地の便箋に黒インクのペンで書き、白の長形4号封筒(二重封筒が望ましい)で郵送するのが基本マナーです。

  • 便箋 — 白無地または罫線のみ。柄物は避ける
  • 封筒 — 白の長形4号(定形サイズ)。二重封筒だとより丁寧
  • 筆記具 — 黒インクのボールペンか万年筆。消せるボールペンは不可
  • 手書きが望ましいが、読みやすさを優先して印刷しても失礼にはあたらない
  • 折り方 — 長形4号封筒なら三つ折りが基本。便箋の書き出し(頭語側)が封筒の表側・上部にくるよう入れる
  • 消せるボールペン(フリクション等)は熱で文字が消える性質があるため不可
手紙で送るインターンシップのお礼状(拝啓〜敬具形式)
拝啓 初夏の候、貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 このたびは○日間にわたるインターンシップに参加させていただき、誠にありがとうございました。 実際の業務を体験させていただくなかで、チームで課題を解決していくプロセスや、お客様に向き合う姿勢を間近で学ぶことができました。 特に○○部での△△の業務では、事前に想像していた以上に細やかな配慮が必要であることを実感し、仕事への向き合い方を考え直すきっかけになりました。 お忙しいなか丁寧にご指導くださった△△様をはじめ、○○部の皆さまには心より感謝申し上げます。 今回の貴重な経験を活かし、社会に貢献できる人材を目指して一層努力してまいります。 末筆ながら、貴社のますますのご発展と皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。 敬具 令和○年○月○日 ○○大学 ○○学部 ○○学科 山田 太郎 ○○株式会社 人事部 △△様

封筒の宛名の書き方

封筒の表面には、住所→会社名→部署名→役職→氏名の順に縦書きで記載します。裏面の左下に自分の住所・大学名・氏名を書きます。

  • 表面 — 右から住所、中央に「○○株式会社 人事部 △△様」
  • 裏面 — 左下に差出人の住所・大学名・学部名・氏名
  • 封をしたら「〆」と書く(セロテープ留めは避ける)

企業から返信が来たらどうする?

お礼メールを送った後、採用担当者から「ご丁寧にありがとうございます」と返信が来ることがあります。この場合、基本的にはさらに返信する必要はありません。やりとりが無限に続いてしまうためです。ただし、返信の中に質問や確認事項が含まれている場合は、その内容に答える形で返信しましょう。

  • 「ご丁寧にありがとうございます」程度の返信 → 返信不要。ここで終了
  • 「次回の選考日程をお知らせします」等の事務連絡を含む返信 → 内容に応じて返信する
  • どうしても気になる場合 → 「ご返信いただきありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。」の一文で締める

お礼メール・お礼状のNG例と注意点

せっかくお礼を送っても、以下のようなミスがあると逆効果になりかねません。送る前に必ずチェックしましょう。

ありがちなNG例

  • 会社名・担当者名の誤字 — 最も失礼。「(株)」の省略、前株・後株の間違いにも注意
  • 件名が空欄、または「お礼」だけ — 迷惑メールと区別がつかず読んでもらえない可能性がある
  • テンプレ丸写しで具体性ゼロ — 「大変勉強になりました」だけでは印象に残らない
  • 長すぎる — 感想文のように数百字書き連ねると読み手の負担になる。400字前後が適切
  • 志望動機や自己PRを長々と書く — お礼メールは選考書類ではない。入社への意欲は1〜2文に留める
  • 深夜や早朝に送信 — 送信時間は営業時間内(9時〜18時頃)が無難。予約送信を活用する
  • 他社のインターンと混同した内容を送る — 複数社に参加している場合は特に注意

良い例・悪い例の比較

悪い例:「インターンシップでは大変勉強になりました。御社で働きたいという気持ちがより一層強まりました。」 → 何を学んだか分からず、どの会社にも使い回せる文面。

良い例:「グループワークで企画を発表した際、△△様から『数字で裏付けると説得力が増す』とご指摘いただき、プレゼンの考え方が変わりました。」 → 具体的な場面と気づきがあり、その人だけが書ける内容になっている。

送信前に「この文面を、違う会社のお礼にそのまま使えるか?」と自問してみてください。使い回せるなら、具体性が足りないサインです。

送るのが遅れた・送り忘れた場合の対処法

インターンから数日〜1週間以上経ってしまった場合でも、遅れてでも送るほうが送らないより良いです。冒頭でお詫びを一言添え、端的にお礼を伝えましょう。

送るのが遅れた場合のお礼メール
件名:インターンシップの御礼(○○大学 山田太郎) ○○株式会社 人事部 △△様 お世話になっております。 先日のインターンシップに参加いたしました、○○大学○○学部の山田太郎です。 お礼のご連絡が遅くなり、大変失礼いたしました。 改めまして、○日間のインターンシップでは貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。 ○○の業務体験を通じて、△△の重要性を肌で感じることができました。 この経験を今後の学びに活かしてまいります。 末筆ながら、△△様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。 ―――――――――――――――― ○○大学 ○○学部 ○○学科 3年 山田 太郎(やまだ たろう) 〒000-0000 東京都○○区○○1-2-3 メール:taro.yamada@example.ac.jp 電話:090-XXXX-XXXX ――――――――――――――――

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コラム著者・編集者

TEMPLEX編集チーム

TEMPLEX編集チームは、ビジネス文書の作成・管理に精通した実務経験者と技術ライターで構成されています。送付状・請求書・見積書をはじめとする各種ビジネス書類のフォーマットや書き方のノウハウを、わかりやすく丁寧にお届けします。「Office不要で誰でもすぐ使える」をコンセプトに、忙しいビジネスパーソンの書類作成をサポートします。

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